この季節にしては、異様に暖かい地方もあると報じられているが
札幌は普通のマイナス4~5℃の朝だった、
12月25日入院~28日「径尿道的膀胱腫瘍切除術」を受け、術後、軽い腎盂炎?を併発
夜になると熱が上がり、強い痛みに苦しむ、退院を2日間延長、血液検査を繰り返し、
2016年1月4日退院した、
私が、入院中は、旭川の息子がお正月休みで、母を手伝い、「ルゥ」の散歩、運転手を
努めてくれて、助かった、いつになく穏やかなお正月で「天」も我に味方した、
入院中に「日本国最後の帰還兵 深谷義春とその家族」深谷敏雄著 集英社を読み切った、
B.S.テレビで瀬戸内寂聴さんの「密着取材ドキュメント」を見た、
また、昨日はB.S.で「もう一つのショパンコンクール」を見た、こちらは、各ピアノメーカーの
調律師さん達が、5年に一度のコンクールにかける思い、そして職人としてぎりぎりのせめぎ合いを
ドキュメントしたものだった、それぞれのピアニスト達も一音の響きを求め、調律師もその響きに応えようと
明け方まで、ピアノにしがみつく壮烈な戦だった、
マンモス総合病院は12月28日頃になると、入院患者さん達は、一時退院の許可を先生にもらって、
皆さん、病院を後にする、28日に手術の私は最初から先生に「正月は病院だから・・・」と釘を刺されていた、
でも、男子トイレの採尿ビーカーが「ひとつ」になったときは淋しかった、
泌尿器科の優れもの「畜尿機」コンピューター管理されていて、何人もの名簿から自分を選び「ハイ」を押すと、
下のプレート(蓋)が開き、尿を流し込む、「測定」を押すと、自動的に時間・量を測定しその都度、
ナースステーションの担当看護士さんのパソコンに記録されて行く、
「久保さん、今日はおしっこ何回行きましたか・・・?お水はどれくらい飲みましたか・・・?」は毎日訪ねられる、
「頑張って1.5Lは飲んでくださいね!!」
手術室の「扉」ステンレス・・・中は広大だ、いくつもの緑の扉が開けられるのを待っている、
お世話になったベッド・・・
皆の水汲み場・・・
私の外来散歩コースに飾られたお鏡さん・・・
入院したときはクリスマスだった・・・
手術は浣腸と点滴からはじまる・・・
1回だけ、大浴場に入ることが出来た・・・・
「飲め!!飲め!!」と言われても水ばっかりだと飽きるので、味のついたものも間に挟む・・・
年末と年始は少しいつもと違った食事が用意された・・・
街が賑やかな分、年末年始の病院は物音一つしない、暗くて淋しい場所に変わる、
1月4日・今日からまた、元気よく???・・大勢の患者さんが外来に押し寄せる、
入院手続きのカウンターには、長蛇の列ができた、
術後の夜、麻酔が徐々に薄れ、足先からしびれが戻って来ると、激痛が押し寄せる、
夜中、何度も何度もナースコールを「押して」痛み止めの「座薬」「注射」「座薬」と処置をしてくださった
看護士さんには頭のあがらない「禿親父」だった、後日、その膀胱に管を刺した「禿親父」が
Youtubeで、こ気味良くアコーディオンを弾く姿が、ナースステーションで話題になったりしたこともあった、
本当にお世話になりました、ありがとうございます、
退院の挨拶で、いつもの看護士さんに「また来ますから・・!!」と言ったら、
「にやり・・」と笑ってくださった、
・・・・・・早ければ、今月末に予定が組まれている・・・・・・