対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

棋書への書き込み観vol.2

2008-01-11 22:35:15 | 雑談
つづき

個人的にはhidewさんの「書き込み観」には多いにうなずくところがあった。

しかし一方で

> きれいな本を保証して欲しければ最初から新刊書店に行けばいいのだ。
> 書き込みの有無もチェックできないようなシロートさんがなぜ古本屋を利用するのか。

という一文はちょっと正論すぎるかなと。
古本に「冴えない」書き込みがあるとやはりガッカリするのが普通ではないだろうか。

ちなみに私の場合、それは「書き込み」という行為そのよりも
「書き込みがなければ、もっと良い本なのに」
という無念さからガッカリする。

一番多いのは始めの数ページだけ、傍線が引いてあるもの。
最後まで読むのを断念してしまったのがアリアリ。
こういう書き込みはちょっと雑で、しかもピント外れなことが多い気がする。

もっと酷いのになると、これはもう書き込みというより落書き。
そんな本をみると本だけでなく、内容まで汚された気分になって哀しくなる。

(つづく)

メイエン先生登場

2008-01-10 21:55:15 | 雑談
昨日の予告を無視して、告知

発売中の「週刊文春」、ここでも度々している連載先崎プロの連載、「浮いたり沈んだり」に王銘エン先生が登場。

先崎プロが好きな○○さんを、メイエン先生も好きだったという話。
先崎プロがいかに○○が好きかは、既刊の単行本「先崎学の浮いたり沈んだり」「まわり将棋は技術だ」のどちらかを参照のこと。

また「浮いたり沈んだり」では、以前にもメイエン先生を取り上げたことがある。
それについても既刊の単行本「先崎学の浮いたり沈んだり」「まわり将棋は技術だ」のどちらかを参照してくらはい。

棋書への書き込み観vol.1

2008-01-09 22:55:55 | 雑談
ほとんど毎日に近いペースで、4年もブログを続けると、あるテーマを考えても前に同じことを書いたような気がしてくる。

実際、上の一文そのものも、前に同じようなことを書いた気がする。
別に同じことを書いても良いのだけれど…。

hidewさんが昨年末話題にしていた、本の書き込み
このテーマに関しても、相当前から考えていた。

だが「書き込み」を、検索してみても当該記事がみつからない。
煮詰めすぎたせいか、既に書いた気になっていたのだろうか?

折角なので、ちょっとこのテーマを掘り起こしたい。

(つづく)

「認めたくない」気持ちの補足説明

2008-01-08 22:00:08 | 棋譜
昨日の記事にコメントをいただいたのですが、図が欲しいので記事の形でレスさせていただきます。

私としては「認めたくない」手を打たれながら、苦戦に陥ったのは、その後の私の打ち方に一貫性がなかったからだと思っています。



すなわち白14(あるいは白12)で上の図のように打てば、白の主張は通っていたと思うのです。

kazuhiroさんとUnknownさんは、この進行ならば「黒11は自然では」というご意見でしたが、私には黒11は低位過ぎてほとんど頭に浮かびません。
もし自然というならば、黒11でA辺りに開く方が、私は大きいと考えます。

実戦の黒11の方が右下の白に迫っている感じもしますが、前述の通り白から先に詰められれば、狭いの黒の方だと私は思ってしまうのです。

物怖じしない男

2008-01-07 22:15:15 | 棋譜
猿十番碁第1局では、初対面の観戦者の方々に十分な挨拶が出来なかったかもしれない。
改めて観戦してくださったことを、感謝したい。

また当然対局者の、hexagobanさんにも改めて感謝。
目標が出来て、次の対局が楽しみでもある。



感想戦でこの黒11を、私が「認めたくない」と述べたことを、hexagobanさんがクローズアップされていた。
恐縮である。
文面上ちょっとキツイ感じの言葉でもあるので、hexagobanさんがご不快になられていないか心配。

実際これといった具体的根拠があるわけではないのだけれど、初級者時代に学んだ本にはいずれも
「こんなに早く、ここを打つべきではありません」
とあった。
もしこれを認めてしまうと、もう一度囲碁観を作り直さなければいけない
ちょっと大袈裟だが、そんな恐怖感からの発言と解釈されたい。



場合によって、呉清源先生が勧めるこの手や



イー・チャンホが使ったこの手



タイゼム級位でよくみかけるこの手を、使いたくないのと同根。

決して思考に柔軟性を欠くのではなく、使うことで土台が揺らぐのを恐れる。
こういう手は、高手が適切に使ってはじめて意味を為すと思うのだ。

感想戦に関しては割と物怖じしないほうで、納得できないところは相手の強さに関わらず聞きたくなる。
囲碁でもそうだし、将棋でも県代表にちょっと届かないくらいのレベルの人に、自分の主張を譲らず、観戦した友人に呆れられたこともある。
少なくとも「強い方が全部正しい」という観念は、これからも持てそうにない。

そうかそうか、キミはそういうやつなんだな」(ヘルマン・ヘッセ『エミール』より)
と、ご理解いただきたいところである。

猿十番碁第1局

2008-01-06 22:55:55 | 棋譜
1月5日(囲碁の日)に猿十番碁サルティンバンゴ第1局が打たれ、無事終了。

ブログにいらしてくださる方々も観戦においでくださり、良い初碁が打てた
ありがとうございました。A

ただ残念ながら結果の方は、私の中押し負け
相手に模様を張られ、その中でもがいているうちに更に形勢を悪化させるという、私の典型的な負けパターンになってしまった。

去年のクリスマス辺りから全然打っていないので、こんなものかという気もするが。

しかしなんだかんだいって負けず嫌い。
あまり振り返る元気がない。
明日も早いし…。

とりあえずsgf形式の棋譜は、hexagobanさんが載せてくださっているので、そちらを参照にしていただきたい。
また感想戦の様子はこちらで棋譜をダウンロードしていただければ、見ることができます。
タイゼム高段陣も参加。

個人的な後悔はいろいろあるけれど、序盤で躓いたのがやはり悔しい。



この場面で白Bと切らずに、白Aとさがって付き合い、
「ツガせれば先手がとれて、同じだろう」
という判断に誤りがあった点。



この局面まで悪い手は打ったつもりがないのに、どうも芳しくないという事実。
白27で5の上にツケノビるべきか?



そしてこの局面でDの方に逃げるべきところを、Aの方に逃げて右辺に障ってしまった点。
生きたら負けていたという、棋書によく書かれている悪循環の見本になったのが痛恨だった。

右下の白の強度を過信していた。

まぁ、敗者は黙して語らない方がいいだろう。
幸い勝者の楽しい報告があるので、そちらをみていただきたい。
明日以降元気があれば、もう少し補足します。

尚、第2局は1ヶ月後ぐらいを予定している。

布石の創造(棋書評)

2008-01-05 23:55:55 | 棋書
布石の創造」(日本棋院:大竹英雄著)

大竹英雄囲碁直伝シリーズ第2巻。
その物々しいタイトルと、それでいて古書店でよく売れ残っているのをみて、大した本ではないと早合点していた。

紐解いてみてビックリ
「布石」の指南書という内容的には、近年入手可能な同様の本で十分カバーできるが、今でも十分有段者の実用に耐えうる充実度だ。

前半で「厚みに近寄るな」「スソアキ囲うべからず」など布石におけるセオリーを10個の箇条書きで列挙。
大竹プロは箇条書きが好き。
後半は講座と「次の一手」問題で、石の方向や急場の発見など、大局観を養う。
本書ではこれを、「観察」と「創造」と表現している。

この講座の一部が当時の棋書には珍しく、一部問題図までの手順が記されているのも驚き。
棋譜のほとんどは大竹プロの、1960年代から70年代の実戦から取材したもののようだ。

「アマチェアは布石は自由に打ちたいですね」
としながらも、
「石の運びの基本は、外してはなりません」
と厳しいスタンスも垣間見られる。
ややアンビバレンツな気もするが大竹プロの布石観が、現在の私の布石観とマッチしたのか、なるほどと思いながら読み進めることが出来た。

構成は小堀啓爾氏。

誤植がある、「次の一手」が余計、対象棋力があいまいなど、細かく気になる点はある。
が、布石の本を持っていなくて、かつ安価で入手可能ならば、有段者以上は手にとって見る価値はある。

猿十番碁第1局、明日開催

2008-01-04 21:55:55 | 雑談
明日に猿十番碁サルティンバンゴ第1局を控えているというのに、何も準備をしていなくて途方に暮れている。

新春お好み囲碁対局」も
「再放送があるでしょ」
とばかりにパスして、親戚周り。
まるで囲碁に関することをやっていない。

今年に入って2日に第21期棋聖戦第1局を並べ、「韓流 囲碁が驚くほど強くなる本」を読了し、「詰碁歳時記」を日数分解いただけ。

というわけでブラフ第2弾として、往年の名著の画像を発信。



この本は外出のする時のお供として、よく持ち歩いています。
明日も持っていこう
…この持ち棋書写真シリーズだけで2、3年は保つな…。

とりあえず明日(1/5)21時、KGSにて開催しますので、よろしくお願いします。

初碁が打てない!

2008-01-03 23:55:55 | 雑談
明後日(1/5)予定の、猿十番碁サルティンバンゴ第1局に向けて、hexagobanさんは早速トレーニングを重ねているようだ。

私も早く打ち初めを終え、盤数をこなすべきなのだろうが、なかなかそうもいかない。
時間はあるけれど、ネットで見知らぬ人を相手に打ち初めることで、妙なスタートになるのを恐れるのだ。
毎年の事なのだけれど…。

その点、猿十番碁を今年の最初にすれば、勝敗を越えて、打ち初めに相応しい満足が得られるだろうし…。

囲碁に関すること以外は、意識的に周りと関係ないブログでありながら、この弱気では勝負の行方は見えたかな?

とりあえず幻の棋書の画像を載っけて牽制!


本棚公開

2008-01-02 23:55:55 | 棋書
1年の始まりに、ヒョイと私の本棚を公開してしまいます。
hexagobanさんやasunarouさんに触発された訳ではないですが。



とりあえず「早く読んで処分予定棋書」と「新規購入棋書」、「定番棋書」を集めました。

…でも、これで極一部

将棋の分もあるとはいえ、他に10倍以上の本が眠っています…。
お恥ずかしい…。

というわけで去年の「棋書を減らす」という目標は、今年も継続…っと。