対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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新刊棋書情報「石の効率がぐんぐん良くなる本」

2011-06-01 21:55:55 | 棋書
奈穂ちゃんと稲葉姐さんご推薦の依田プロの本、
石の効率がぐんぐん良くなる本」。

私は初見で「イマイチ…」と思っていた本なので、
慌ててもう一度眺めてみたところ、

「やっぱりビミョー…」

構成は内藤由起子。

どこが微妙なのかというと、
一応、「石の効率」という本のテーマが根底にあるのだけれど、
各章同士の関連性が薄く、またレベルもバラバラで、
本としてのまとまりがない感じがするのだ。

第1章から第3章まで「石の形」について解説していたかと思うと、
第4章から急に「利き筋」について解説がはじまるといった按配。
雑誌の「読みきり講座」をまとめて読んでいる感覚。

元々本書は去年開講した「依田塾」で依田プロが塾生に教授した際に、
思いついたアイディア(メモは原稿用紙数千枚に及ぶらしい)の中から
アマチュアに伝えたいテーマをピックアップして書籍化したものらしい。
だからまとまりがないのかも…。
そこを上手くまとめていくのが編集者の腕の見せ所と思うけれど。

わかりやすいというより、やさしくみえる部分だけなぞっている感じで、
「じゃあ実戦でどうやれば応用出来るのか」
という部分に突っ込み、解説が足りない。
私のように理屈っぽい人ほど、イマイチ感を感じてしまうはず。

尤も本に書かれていることを意識しながら打つだけでも
随分違うとは思いますがね。

強いて言えば「石の形」を中心とした手筋解説本だが、
「石の形」といえば三村プロの「石の形集中講義」という定番があるし、
どういった人にオススメすればいいかわからない。
できればネット碁で入段する前に身につけておきたい内容ばかりだけれど、
級位者向けというには、結構高度な内容・手筋もあるので難しい。

囲碁ブログ界の大御所2人のご推薦の上に、
囲碁界の"マスター"の本だけに書きづらいけれど、
悪い本ではないが正直ちょっと中途半端な感じがした。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も (asutoron)
2011-06-03 00:07:01
いまいち感をぬぐえませんでした。
図書館で借りて読む候補かな。

ご本人にはその気は無いかもしれないですが、依田先生はお金儲け主義に走っているのではないかという気がします。貧乏人の僻みでしょうか。
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お金儲け (GO!)
2011-06-03 22:47:06
うーん、でもトッププロの囲碁教室なんて
相場はあんなものじゃないですか?

どちらにせよ無縁そうなので詳しくみてませんが…(汗)。

asutoronさんがビンボー人なら私はどうなる(笑)!?
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