対局日誌

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働きある形ない形(棋書評)

2006-02-03 02:43:46 | 棋書
働きのある形ない形」(日本棋院:林海峰)

昭和50年代に刊行されていた「新中級シリーズ」という中の一冊。
分量こそ少なめだが、解説は非常に要領良く、かつ丁寧。
初中級者が「知らなければ打てない」ポイントを、しっかり抑えているように思う。
例えば図の右上を黒番、左下を白番で考えていただきたいのだが、それぞれ次の手を正しく打てますか?

「定石の中の『筋』」に関しては、一番最後にそこまでの手順が載っているのも嬉しく、この部分が類書の「基本の手筋を学ぶ」より優れている。

「新中級シリーズ」は他の本も、コンパクトでオーソドックスな作りながら、内容がしっかりしているように思う。
古い本で絶版なためか、話題になっているのを見たことがないが、初段前後の人は古書店で見つけたら、手にとってみる価値はあるだろう。


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