大模様は小さい地

三連星に勝ちました。
他の方の対局を観戦して、中国流や三連星の大模様志向にこちらも大模様を張らなくても、十分方々の地で対抗できると開眼したのが良かったのでしょうか？
好手はないし、反省点ばかりですが、今後の自信になりそうな一局です。
次は中国流攻略だ！

互先ですが8目半の大々コミ。
ただ私のレベルだと10目くらいまでは、自分の土俵で戦える黒の方が打ちやすい気がします。
勝っても負けても大差で終わることが多いので。

黒9は定石外れ。
以前も見たことがある定石外れ（同じ人が打った？）です。
これは三々がより守りにくくなっているという考え方で良いのか？
Q-6にツケていくサバキや、内側からノゾク手も生じているのかもしれないし、右下に関して一間より気は楽。

黒11も定石外れ。
この定石外れも最近体験したことがあったので、その時の反省から白12の一手。
明らかな定石外れは、相手の打たなかったところに打つのが基本と思っています。
黒の柱が、隅のシマリと重複して働いていないとみる。
<5/20追記 >
黒11は定石外れとはいえないようです。
5/20のログ参照のこと。
相手の方にお詫びします。

白14は、もう一本押して競るか、ケイマに外すか、実戦かで迷ったところ。
実戦が下辺の安定とシマリを兼ねて幸便だと判断しました。
布石の問題集などをやると、大抵こういう複数を兼ねる手が正解なので。

白16に手を抜いて来たので、白18は当然。
白24は左辺のツメを見合いだとの判断。
これもヒラキとカカリを兼ねて大きいと思いました。

黒27は当然、タツと予想し、凝り形という判断だったけれども、実戦の手があるなら単にサガる方が味良いですか。
続く白28も両二間ヒラキの根拠を奪う味を失って、面白くなかったかもしれない。
下辺を盛り上げてはいるので、善悪は良く分かりませんが。

黒35は右辺の方をオサエるのが大きそう。
上辺が比較的安定しているので、厚みが働かなさそうです。

白44は一手パスに近い大緩着。
不要ですよね？
他に打ちたいところは山ほどある。

封鎖されそうだったので、キリチガイから白56。
当然、白58はその継続として白54・56の石をサバいていきたかったのですが、サバく自信がなく、モチコミにされるのが怖くて動けませんでした。
サバきの基礎テクニックを学ぶのに良い本はないですか？
白66に反発してこなかったので、ニ子を捨て石にオシて囲わせる方針に決めました。

白72・74は手順が逆な気が。

白88は頃良しと思ったが、白90は手順前後ですね。
一本ノビればわかりやすかった。
動揺が手に表れた白92が余計な一手で、下辺を侵食されるはめに。
また白102は必要と思ったのですが、死活に暗い手だったかもしれません。

下辺を大きく荒らされうんざりしましたが、白130が私らしい誤魔化しの手。
白136までエグって、捨て石の顔が立ちました。
黒135は私の見落としですが、時期尚早だったと思います。

以下はヨセ。
丁寧に寄せたつもりでしたが、手番を渡した白192からの最後のヨセは散々でした。
上辺のワタリの大きさを軽視していました。

最終局面はF-3（図のA）から手がありそうでもあり怖かったのですが、相手の方がパスしたので終局。
また目算するタイミングを逸して、一度も形勢判断しませんでしたが盤面4目の好勝負だったのは運が良かったです。
R1824に。12級に定着できそうかな？

(;GM[1]FF[1]SZ[19]
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