対局日誌

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新刊棋書情報「置碁のバイブル上・下」

2010-10-21 22:15:18 | 棋書
東京創元社の碁楽選書新刊「置碁のバイブル 上」が発売された。
著者の梁宰豪プロは韓国囲碁年鑑や
世界大会の予選でその名前をよく見かけるが、
韓国の中堅棋士のようだ。
とはいえ1990年に東洋証券杯で優勝の実績があるらしい。

中身は平たくいえば9子から2子の実戦例から、
黒のオススメの打ち方を紹介していくというもの。

上巻で9子から6子、下巻で5子から2子を取り上げている。

これといった特色もなさそうだが、
9子の実戦例に趙治勲プロが「囲碁とっておき上達法」の中で、
「とても最善ではないので有段者にはオススメしませんが、
 9子で打つレベルの人には適切な打ち方でしょう」
という作戦が紹介されていた。

あるいは最善の打ち方を紹介するのではなく、
そのレベルでの難度のテクニック、
考え方で打つことを勧めた本なのかもしれない。

ただネット碁が中心となりつつある昨今で、
どの程度置碁に絞った本にニーズがあるかは疑問。

またバイブルというほど内容が濃い訳でもない。
置碁なら「基本置碁事典」の方が網羅的で数段バイブルという名に相応しいと思う。

わざわざ翻訳して出すほどの本かなぁ?


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