「囲碁の力が10倍になる 山田式トレーニング」は
事前にアナウンスされたMYCOMの紹介文で
やさしい内容なのは承知していたが
いざ本を開いてみたら
普通の石を取る手筋問題集でガッカリした。
構成は内藤由起子。
第1章と最終第6章に掲載されているシチョウ問題や、
詰碁風の問題は山田プロオリジナルだと思うが、
それ以外の問題は「基本手筋100」や「ポケット手筋200」で、
「あ、見たことある」というものも多い。
確かに「初手を発見できれば後は一本道」で、
「かつ明快に石を取る」問題がセレクトされているので
解いていて爽快ではあると思うが…。
全部で122題、解答は2図から43図ぐらい。
ネット碁初段ぐらいまでの棋力の人に好適。
手筋問題集をあまり持っていない人なら
購入を考えてもいいだろう。
せめて新書サイズならばこの内容でも、
手筋問題集としてある程度評価できたのだけれど。
やや持ち運びに不向きな四六版だもんな…。
帯にある「100手先が読めるようになる」という謳い文句は嘘。
よっぽど基礎をないがしろにしている人でない限り、
囲碁の力が10倍にはなりません。
…って、10倍って、どうやって計測するのよ?
こういう「昭和の香り」のするタイトルは、そろそろやめません?
事前にアナウンスされたMYCOMの紹介文で
やさしい内容なのは承知していたが
いざ本を開いてみたら
普通の石を取る手筋問題集でガッカリした。
構成は内藤由起子。
第1章と最終第6章に掲載されているシチョウ問題や、
詰碁風の問題は山田プロオリジナルだと思うが、
それ以外の問題は「基本手筋100」や「ポケット手筋200」で、
「あ、見たことある」というものも多い。
確かに「初手を発見できれば後は一本道」で、
「かつ明快に石を取る」問題がセレクトされているので
解いていて爽快ではあると思うが…。
全部で122題、解答は2図から
ネット碁初段ぐらいまでの棋力の人に好適。
手筋問題集をあまり持っていない人なら
購入を考えてもいいだろう。
せめて新書サイズならばこの内容でも、
手筋問題集としてある程度評価できたのだけれど。
やや持ち運びに不向きな四六版だもんな…。
帯にある「100手先が読めるようになる」という謳い文句は嘘。
よっぽど基礎をないがしろにしている人でない限り、
囲碁の力が10倍にはなりません。
…って、10倍って、どうやって計測するのよ?
こういう「昭和の香り」のするタイトルは、そろそろやめません?
dasさんも好評価ですし。
ちょっと期待が大きすぎたところと、
手筋問題集に食傷気味なのが、
響いているかもしれません。
だって何題か解いて、
「あ、これ解いたことある」
「あ、解けた」
バッカリなんだもん。
あと、こういうのを繰返し頭の中で石を置いて読むことで、長い手順を読むのに疲れなくなったり、早くなったりするのが重要と思います。
実戦で複数の手筋の選択肢があるときに、最後の最後まで読んで結果を判断するわけですが、読むのに時間がかかっていると頭が疲れて前に読んだ選択肢の結果を忘れて、「自分でダメだしした手をもう1回読む」とかで、ますます時間がかかったりするので。(苦笑)