対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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EURO2012【最終日】

2012-07-02 21:15:55 | スポーツ
EURO2012もいよいよ最終日。
勿論、決勝戦。

ここまでイタリアが勝ち上がってきたのが想定外だったが、
それを除けば大体予想通りの進行。

もう一方の山からはスペインが。
まぁ、こちらは決勝までドイツやイタリアと当たらないとわかった時点で、
決勝まで勝ち上がってくるのは見えていました。
ホントだよ。

さて決勝はというとイタリアが想像以上に良いチームなので、
緊迫した試合になることが期待されたが、
ひょんなところから均衡が崩れることに。

前半14分。
エンドライン際をギリギリでえぐったセスク・ファブレガスが、
ペナルティエリア内でマイナスのクロス!
それをシルバが頭で合わせて、スペインがアッサリ先制。

…と、まぁこう書くと綺麗なゴールなように読めるけれど、
実際はセスクがシルバの頭を電柱代わりにして、
ゴールに蹴りこんだゴールというような一撃だった。

跳ね返ったボールが良い所に飛んだけれど、
あれを狙ってやるのはクロスする側もヘッドする側も難しいのでは?
そういう点では若干「ツイていた」ゴールだったように思う。

実際、この後の前半の終わり近くまでは、
両チームともお互いのボールを奪い合う、
互角の中盤争いを続けて一進一退の攻防に。
あの先制点がなければスペインももう少し焦って、
何か事件が起きた可能性があったかも。

スペインの2点目はそんな中で一転して綺麗なゴール。

イタリア陣内でボールをキープしたシャビ・エルナンデスが、
左サイドを猛烈な勢いで駆け上がってきたジョルディ・アルバに、
オフサイドギリギリで絶妙かつピッタリのスルーパス!

これをアルバが冷静に決め、
スペインが待望の追加点を挙げることに成功した。
こちらは先制点と違い非常に綺麗なゴールで、
ここまで幾たびも名セーブをみせていたブッフォンもなすすべなしといったところ。

イタリアも後半開始直後に、ディ・ナターレが立て続けにビックチャンスを迎えるが
スペインの好手もあってものに出来ず。
ディ・ナターレの良い選手だけれど、
この辺がスーパースターとそうでない選手との違いか。

このチャンスを逃したことでほぼ試合の趨勢は決まった。

スペインはセスクに代えてフェルナンド・トーレス、
シルバに代えてマタという豪華リレーをみせると、
その二人が追加点を更に重ねるという、最早お祭り状態。
最後の方はイタリアも反撃の気力を失い、
明らかに集中力を欠いたプレーを重ね、
見ていて痛々しいほどだった。

結局、そのままスペインが4-0で勝利し、
欧州選手権史上初の2連覇を達成!
まぁ、不確定要素の強いバロテッリにほとんど見せ場がなかったことを考えれば、
当然の帰着ですな。

尤もイタリアも先に書いたように序盤は互角の競り合いを続けていたので、
繰り返しになるが先制点があんなに早い段階で入らなければ、
どっちに転んだがわからなかったと思う。
最後は選手層の質、厚さの違いで突き放されたけれど、
準優勝というのは上々の結果だったのではなかろうか?
まぁ、優勝しかみせてなかったとは思うが。

スペインの2連覇は大会史上初ということだが、
ここ数年のバルサの充実ぶりやデル・ボスケ監督の能力、
そしてこういう大会に必須なシンデレラ・ボーイの座を、
アルバがしめたことを考えれば、結果そのものはむしろ意外性が少なく、
落ち着くべきところに落ち着いたという感じ。

Wシャビがやや高齢化してきているものの、
それ以外の主力もまだまだこれから最盛期を迎えるという選手ばかりで、
2年後のワールドカップもスペインを中心にまわっていくの必至と感じられた。
バルサの体制が変わったことが今後、どういう変化をもたらすか?

個人的には久々に世界の最高峰のプレーを堪能できた。
日本代表もアジアの中ではトップの地位をしめていて、
ほとんどの試合では主導権を握っているけれど、
やっぱり世界のトップは更にずっと上。
本当に中盤の目まぐるしさは感嘆と眩暈を覚えるほどだった。

今後、最終予選などを通して日本代表がどこまで近づけるかが楽しみだ。


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