はじめ画伯やさんさんの影響で、
今日開幕した第36期天元戦第1局の棋譜をちょっと観てみた。
握って結城プロの黒。
序盤は見慣れた定石でスタートしてホッとしたが、
戦いが始まって真っ先に「アレッ?」と思ったのがこの局面。
▲の交換の後、黒1と結城プロは打った。
ヘボ眼には白2とカミ取られて、
白の眼形作りのお手伝いのようにみえてしまう。
実際に白10までの生き。
勿論、この生きは白ツラい上に後手なのだから、
黒はこれで満足というのはわかる。
ただ黒Aぐらいで封鎖すれば取れそうな白に、
ワザワザ眼形を与えて生かすという発想が
ヘボには真似できない。
黒Aでは「味悪」で黒3と「味良く」封鎖するための、
ダメを詰める犠打ということだろうか?
白1・3なんかも、ものの本を鵜呑みにすると悪手と思ってしまいそう。
本では「白A辺りに打つか、中央に出るべし」ということになっているが、
ここで出て行っても下辺に触りそうな上、
右上を盛り上げられるので早生きを目指したと言うことか。
この手も一瞬、「こんなところを愚形担ぎだすなんて…」と思ったが、
これは周辺の黒がそれほど強くないので、
タネ石とみて助け出すと言うことでわからなくはない。
この後は比較的淡々と大ヨセが続いたので
この黒1-5で▲の白2子を切り離したのが決め手か?
最後、黒1から7となったところで白の山下プロが投了。
ここはセキということでオッケー?
山下プロは黒▲に白2と手を抜いてヨセているが
恐らく投げ場を求めてのことだと思う。
ここは仮に中央がこのまま地になっても黒が若干厚いようだ。
はじめ画伯、おめでとうございます。
黒の勝因は白いマンゴープリンを食べたことで、
白はココアにクリームが多すぎたのが悪手だったでしょう。
今日開幕した第36期天元戦第1局の棋譜をちょっと観てみた。
握って結城プロの黒。
序盤は見慣れた定石でスタートしてホッとしたが、
戦いが始まって真っ先に「アレッ?」と思ったのがこの局面。
▲の交換の後、黒1と結城プロは打った。
ヘボ眼には白2とカミ取られて、
白の眼形作りのお手伝いのようにみえてしまう。
実際に白10までの生き。
勿論、この生きは白ツラい上に後手なのだから、
黒はこれで満足というのはわかる。
ただ黒Aぐらいで封鎖すれば取れそうな白に、
ワザワザ眼形を与えて生かすという発想が
ヘボには真似できない。
黒Aでは「味悪」で黒3と「味良く」封鎖するための、
ダメを詰める犠打ということだろうか?
白1・3なんかも、ものの本を鵜呑みにすると悪手と思ってしまいそう。
本では「白A辺りに打つか、中央に出るべし」ということになっているが、
ここで出て行っても下辺に触りそうな上、
右上を盛り上げられるので早生きを目指したと言うことか。
この手も一瞬、「こんなところを愚形担ぎだすなんて…」と思ったが、
これは周辺の黒がそれほど強くないので、
タネ石とみて助け出すと言うことでわからなくはない。
この後は比較的淡々と大ヨセが続いたので
この黒1-5で▲の白2子を切り離したのが決め手か?
最後、黒1から7となったところで白の山下プロが投了。
ここはセキということでオッケー?
山下プロは黒▲に白2と手を抜いてヨセているが
恐らく投げ場を求めてのことだと思う。
ここは仮に中央がこのまま地になっても黒が若干厚いようだ。
はじめ画伯、おめでとうございます。
黒の勝因は白いマンゴープリンを食べたことで、
白はココアにクリームが多すぎたのが悪手だったでしょう。
黒1で白を封鎖しても、このシボリが利いて白は活きています。
シボってから白8をキカして
白4でカケツゲば実戦より大きく活きられますか。
石を捨てて、相手に眼形を作らせた方が、
ダメヅマリの影響で小さく活かせるとは
囲碁の妙ですね。