昨年4月から9月にかけて放送された、
カナボー中野寛也プロのNHK囲碁講座「戦いの碁力」が
早くも書籍化されている。
番組放送時は対象棋力の曖昧さから、
段々と評価が落ちて観なくなってしまったが、
単行本化に当たり改めて整理、再構成したことで、
「戦い」のテキストとして割と良い感じになった。
構成は伊瀬英介。
内容は「ノゾキ」や「アテ」などの手法について、
使って良いケース、悪いケースをそれぞれ掲示し
学習するというもの。
基本1ページ全局図2図で一貫しており、
やや単調なレイアウトながら無駄な余白がないのは○。
各手法の使い方について良い対応には「○」、
悪い対応には「×」とマークし、
視覚的に読者の理解を助ける工夫がされている。
各局面図までの手順も基本掲載。
また各章末には腕試し問題やエッセイが収録されている。
取り上げられる手法は基本的なものが多く、
手数も短いのでネット碁級位者でも十分読むことは可能。
ただしその良さや局面に応じて収拾選択出来るようになるには、
ネット碁有段ぐらいの棋力が必要か。
似たような本は沢山あるが、他に比べて安いのが長所。
「戦いの力をつけたい」という人は
読んでみる価値はあると思う。
早くも書籍化されている。
番組放送時は対象棋力の曖昧さから、
段々と評価が落ちて観なくなってしまったが、
単行本化に当たり改めて整理、再構成したことで、
「戦い」のテキストとして割と良い感じになった。
構成は伊瀬英介。
内容は「ノゾキ」や「アテ」などの手法について、
使って良いケース、悪いケースをそれぞれ掲示し
学習するというもの。
基本1ページ全局図2図で一貫しており、
やや単調なレイアウトながら無駄な余白がないのは○。
各手法の使い方について良い対応には「○」、
悪い対応には「×」とマークし、
視覚的に読者の理解を助ける工夫がされている。
各局面図までの手順も基本掲載。
また各章末には腕試し問題やエッセイが収録されている。
取り上げられる手法は基本的なものが多く、
手数も短いのでネット碁級位者でも十分読むことは可能。
ただしその良さや局面に応じて収拾選択出来るようになるには、
ネット碁有段ぐらいの棋力が必要か。
似たような本は沢山あるが、他に比べて安いのが長所。
「戦いの力をつけたい」という人は
読んでみる価値はあると思う。