![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/49/2ca92cfcc7f2707db002ed10da4d320c.jpg)
黒45と打たれると46が省けない。
なるほどなるほど。
で、47で右上と連絡すればシノギはある…らしいけれど、
右上は部分的に目がないよねぇ?
案の定、白50と出てこられてどうなるのかと思ったら…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/a1/abaf3e7e1f719dc9b9bc065005604867.jpg)
黒51・53・55と形を決めて、
黒57-59と先ほど打った32の石に一撃!
そして返す刀で61-63と活きたのが歩様の答え。
しかし白68と切られては右上は取られているように見える。
13路としてはかなり大きなフリカワリになって
ここはもうどっちが得したのか、どっちが有利なのか
観ていてわからなかった。
尚、対局後、
白70では先にAと割り込んで
黒の応手を問うた方が良かったのではという
武宮プロの指摘があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/08/a142cad2cf23a72bf0e489863186f7df.jpg)
黒73から右下の形が決まった後、
白84と取られているように見える石を動いてきたので、
「ああ、ここは梢恵ちゃん不利とみているのだな」
とちょっと安心した。
今、数えてみると動かなくても細かそうだけれど…。
白88まではこうなるのとして、
黒89で91とオサえなかったのが、
私の浅い読みでは不可解。
先に91とオサえれば、
コウにはならないように思えたのだけれど…。
中央の一子に何か味があり、
それが双方の形勢判断の要因になっているということか?
あるいはコウダテを作る、
または消す意味か?
90が打てればここは当然コウ。
応援しているこちらとしては
「こんなところがコウになっては、大変!」
とドキドキものである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/2a/610513598470e8a404231404a01ebb59.jpg)
黒95とコウを抜いた手を手帳にメモしていて、
顔を上げたらバタバタと局面が進んでいて、
どう打ったのか分からなくなってしまった。
間違っていたらどなたかご指摘ください。
よってここ数手はちょっと憶測が入ってしまうのだが、
投了図から察するにコウダテとして右辺、
白96とツイだようだ。
ところがこれが「夜空のムコウ」で、
黒97・99というカウンターを誘発。
最後、秒読みに追われて梢恵ちゃん
震える手で白100とツイだが、
黒101と冷静にツガれてこちらが攻め合い負けとなり、
ここで投了となった。
左辺の白が活きても左下、左上共に活きているようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/f5/fba1b23c6d82759a40e3a03016265273.jpg)
結果、歩様が優勝!
おめでとうございます!
一昨年の9路大会でも準優勝だったし、
やはりヨミに力がある人は
路数に関係なく強いのだなというのが、
今大会を観ての感想。
また9路の時は天元脇などが多く、
19路と完全に別物と捉えて打っていたプロが、
13路では序盤を19路と同じ感覚で定石、布石打っていたのが興味深い。
歩様はその辺り、定石にとらわれず
自然に石を運んでいた感じ(事前研究?)で、
そこにも勝因があったように思う。