対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

第3回宝酒造杯東京大会【2】 その4

2010-10-01 23:28:29 | 棋譜
前回まではコチラ

どのタイミングだったかもう再現できないが、
大ヨセの初期だったと思う。

参考図1


こちらとして黒は取れないとヨミきって
ヨセのつもりでの白1。
大して黒が2に着手したので、内心
えっ!

白1は大ヨセの初期なのでかなり早すぎで悪手なのだけれど、
敗勢だったのでヤケのヤンパチでの着手。
相手のミスを期待していなかったといえば嘘になるけれど…。

参考図2


チャーンス!
と勇躍白3に、黒は何と黒4!
声には出さねど「うわぁ

参考図3


白5でこれぞまさしく頓死の見本

勿論、黒2で黒4と打てば黒の先手セキだし、
黒4でも一路右でコウにする手があるのは説明不要だろう。1の石を抜けば活きていた(滝汗)。

序盤で大斜の難解型が出てきながら、
こんな初心者クラスの死活でミスが出るアンバランスさが、
2段戦という気もする。

実戦図4


結局、この対局は左辺一帯の黒がマルッと死んで勝利。

ただ左上を取ってから、そこに至るまでも紆余曲折があって、
左上を取った私も浮かれて中央の大石が切断されるという大失態。

この石が全体が復活するには相手の方が2手パスしてくれないといけないという状態だったが、
石をつなぐ振りをして実はウッテガエシを狙うという悪辣な手で奇跡のシノギ。

しかもウッテガエシを打つ前に、相手が気づいていないのをいいことに、
尻尾まで助けるという悪逆非道さであった。

まぁ盤面がないとその非道さは伝わらないのだけれど、
本当に騙したとしか言いようがない。