対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

第3回宝酒造杯東京大会【2】 その5

2010-10-08 21:34:15 | 棋譜
前回まではコチラ

序盤の打ち方とか何とはなしに負けたくなかったので、
何とか初戦を突破して、とりあえずは良かった。

が、時間を目一杯使って打ったのでヘトヘト。
最後は文字通り相手が打ったら間髪いれず打ち返すノータイム。
切れ負けを狙われたら切れていたかも。

しかしスケジュールは待ってくれず、休む間もなく2回戦。
相手は40代前半という感じの男性。
握って黒番が当たった。



前回大会後、毎度毎度中国流なのも幅が狭いと感じて、
いろいろと序盤の幅を広げようと試みたのだが、
その影響かは知らないが、スランプに突入してしまった。
そのためこの大会では黒番の打ち方に迷いが。

黒1に左上を占めてきたら、
とりあえずミニ中国流っぽく行く予定だったが、
対角に着手してきたので、1・3・5の布石を採用。

実は猿十番碁用の秘策だったが、今度使えるのはいつになるかわからないので、
「もうええわ(笑)」
と、ここに公開。
この布石も勝率がいいとはいえないが、
序盤はいつも成功しているので、単にまとめる力がないのだと思っている。

白20は「待ってました」。
勇躍狙いの黒21から俄然攻める予定だったのだが、
黒27とアテる方向を間違えてしまった(滝汗)。
時々、こういうことをやるのは棋力がないのでしょうね。

ちょっとパニック陥ったが、心の中で
「リカバリー、リカバリー」
と呟き、正確な手順は思い出せないが黒43まで攻める体制を作って、
攻める調子で左辺をまとめ、何とか形を作った。



中盤、右下でこの定型ができて、
黒1に対して当然9とツイでくると思ったのに、
白4と抱えられて、ちょっと混乱。
黒Aと抱えればわかりやすいとは思ったが、
1の石を取られるのが何となく癪で、黒5と反発。

が、白18とツガれて下辺が危険に。

幸い、切った石を取ることができて右辺も黒地となり、
さすがに黒が勝勢に。
しかし多分に相手の読み抜けに助けられた感じもあり、あまり喜べない。

最終盤で左下のダメヅマリをウッカリして、
4子を捨てるか、コウで頑張るかの決断を迫られたが、
多分、優勢」という判断から4子を捨てることにした。

幸いこの判断は正しく、作って3目半勝。
午前中は何とか表街道に残ることが出来た。