対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

IGO FESTIVAL 2010 「妙花 決勝戦 下」

2010-10-18 21:50:55 | 雑談


黒45と打たれると46が省けない。
なるほどなるほど。

で、47で右上と連絡すればシノギはある…らしいけれど、
右上は部分的に目がないよねぇ?

案の定、白50と出てこられてどうなるのかと思ったら…。



黒51・53・55と形を決めて、
黒57-59と先ほど打った32の石に一撃!

そして返す刀で61-63と活きたのが歩様の答え。

しかし白68と切られては右上は取られているように見える。
13路としてはかなり大きなフリカワリになって
ここはもうどっちが得したのか、どっちが有利なのか
観ていてわからなかった。

尚、対局後、
白70では先にAと割り込んで
黒の応手を問うた方が良かったのではという
武宮プロの指摘があった。



黒73から右下の形が決まった後、
白84と取られているように見える石を動いてきたので、
「ああ、ここは梢恵ちゃん不利とみているのだな」
とちょっと安心した。
今、数えてみると動かなくても細かそうだけれど…。

白88まではこうなるのとして、
黒89で91とオサえなかったのが、
私の浅い読みでは不可解。
先に91とオサえれば、
コウにはならないように思えたのだけれど…。

中央の一子に何か味があり、
それが双方の形勢判断の要因になっているということか?
あるいはコウダテを作る、
または消す意味か?

90が打てればここは当然コウ。
応援しているこちらとしては
「こんなところがコウになっては、大変!」
とドキドキものである。



黒95とコウを抜いた手を手帳にメモしていて、
顔を上げたらバタバタと局面が進んでいて、
どう打ったのか分からなくなってしまった
間違っていたらどなたかご指摘ください。

よってここ数手はちょっと憶測が入ってしまうのだが、
投了図から察するにコウダテとして右辺、
白96とツイだようだ。

ところがこれが「夜空のムコウ」で、
黒97・99というカウンターを誘発。
最後、秒読みに追われて梢恵ちゃん
震える手で白100とツイだが、
黒101と冷静にツガれてこちらが攻め合い負けとなり、
ここで投了となった。
左辺の白が活きても左下、左上共に活きているようだ。



結果、歩様が優勝
おめでとうございます

一昨年の9路大会でも準優勝だったし、
やはりヨミに力がある人は
路数に関係なく強いのだなというのが、
今大会を観ての感想。

また9路の時は天元脇などが多く、
19路と完全に別物と捉えて打っていたプロが、
13路では序盤を19路と同じ感覚で定石、布石打っていたのが興味深い。

歩様はその辺り、定石にとらわれず
自然に石を運んでいた感じ(事前研究?)で、
そこにも勝因があったように思う。


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2 コメント

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掲載誌 (きゃぶ)
2010-10-19 20:20:09
丁寧な棋譜つけ、ありがとうございました。
首都圏にお住まいの方、うらやましいなぁ、機会が多くて。

「妙花」戦の総譜って、どこかの新聞とか雑誌とかに載るんでしょうか。アナログな性格から抜けきれなくて、紙面を見ながら生碁を並べてみないとどうも分かったような気がしなくって……(^^;)。

少路盤の模範局、もっとたくさん手に入らんもんでしょうか。
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棋譜 (GO!)
2010-10-19 22:17:11
私の知る限りでは掲載機会はないと思います。
私も過去の9路の好局をみたいと思いましたが、
中々みつかりませんでしたし。
週刊碁はどうなのかな?

機会が多いといっても、
ペア碁がなくなりそうですから、
実質この機会ぐらいですね。
プロと触れ合うことは。

大阪の方がむしろ多いのではないでしょうか?
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