奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

幻の法隆寺展

2020年05月02日 | 色々・モシクハお勉強
緊急事態宣言を受けて、また一つ、開かれることなく閉幕することが決まった展覧会、
トーハクの特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」

「中止」の文字は悲しい。
このために準備されてきた方々の御苦労を思うと、いたたまれません。

まさにお客様をお迎えるのを待つばかりとなったその会場の映像を、
「ぶらぶら美術・博物館」というテレビ番組で見ました。

基本的には焼損した金堂壁画の模写がメインの展覧会だったのですが、
ちゃんと百済観音の後ろ姿も拝めましたし、テレビ番組とはいえ良いつくりでした。
東京への出開帳は23年ぶりということだったのに、
ごく一握りの人しかその恩恵にあずかれなかったなんて。
くうぅ~時間指定して、特別行列チケット代払っても、入りたかったわ。

この内容の番組の公式HPは→こちらから

同じ番組内で前半は、特別展「体感!日本の伝統芸能」も見学していました。
歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊という、「和」の芸能を紹介するもので、
驚いたことに、作られた実物大の舞台には上がって(入って)見ることが可能だったのだとか。
普段は舞台を見る側の視点しか自分たちは持たないけれど、
ここへ来たら、舞台から客席への視線が体験できるという珍しいものだったのに。
これも会期が2020年年5月24日(日)までということで、
たぶん、このまま終了となるような模様です。

なんと勿体無いことでしょう。
こんな素晴らしい展示、(一般の人の)誰にも見られることなく終了してしまうなんて。

言ってもせんないことですが。
何故、この時期だったんだってこと。
いや、どの時期でもいかんし、いかんかっただろうけど。

まだまだ続くであろう博物館の臨時休館。
私は開くのを待っていればいいだけですが、
博物館側はそういうわけにはいかないことはお察しできるわけで。

博物館が再開できる日が来たら、駆け付けるし、何度も何度も訪問するから。
今は待つしかないんでしょう。

わたしたちにできることは、一日も早い収束のため自粛自粛の日々です。
コメント (2)
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