奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

新潟で奈良

2012年07月04日 | 色々・モシクハお勉強
6月最後の日曜日、新潟で奈良を堪能してきました。

久しぶりにインターネットに触れるべと思って図書館に行くと、
会津八一と養女のきい子の生誕百年記念の展示があって。

ふむふむと見ていたら、会津八一記念館で「会津八一と入江泰吉」てのをやっている~!
しかも会期が今日までだ!
行く行く!!

てことで目下の目的だったインターネットもそこそこに切り上げてバスに飛び乗りました。

んじゃ、ついでだからということで、市立美術館でやってる「平山郁夫展」も行こうじゃないかい!
ということで、まずは平山郁夫展へ。

内容は佐川美術館所蔵の70点あまりの作品たちで、
「大唐西域画への道」というタイトルが表すとおりのシルクロード沿いをテーマにした画が並びます。

中でも第4章の部屋で展示されていた画は、薬師寺の玄奘三蔵院の本尊として奉納された画を、
薬師寺に行かなくとももっと多くの人に見てもらおうと、
1/7のサイズであらたに描き上げたものだそうで。
私のようにしょっちゅう玄奘三蔵院に行ってる人には珍しくもなんともないものですが、
逆によく見てた絵がならんでいるので、あたかも三蔵院にいるかのようでした。

ここの展示も玄奘三蔵院にあるとおりの配置で掲げられているので、
まさにこの場で玄奘三蔵院の内部が再現されているかような感じ。

ただ、惜しいのは本物の天井には、漆黒の夜空に星がきらめいているのですが、
さすがにそこまでは再現されていないこと。
ま、しゃーないですけどね。
平山さん自身天井絵までは、描かれてなかったと思うし。

一巡したら、本日は学芸員によるギャラリートークがあるとのことでそれにも参加。
ほら、あたくしも一応学芸員予備軍だからして。
説明を聞きながら、どういう風に進行していくのかも「盗ませて」いただきました★

さて、次は会津八一記念館へ。
市立美術館から徒歩にてウロウロしていたら程なく着きました。

しかし、建物はそこそこ立派だけど、
中の展示スペースは物凄い狭くてビックリしてしまうくらいなんだけど。
(初めて行った時は、第二展示室はどこかしらとか探してしまったわ)

今回は入江泰吉の写真と、それに関係する会津八一の歌(書)が並ぶスタイル。
入江の写真は奈良市写真美術館所蔵のものだし、
有名なものばかりだから初めて見たって写真は一枚くらいしかなかったけど(笑)
まあ、新潟で奈良の写真をみて、新潟出身の会津八一の詠んだ奈良を味わうのが贅沢なんですから…。

今回の企画展は、新潟市と奈良県で締結された歴史・文化交流協定を記念した最初の展覧会なんだそうで。

新潟市と奈良県がこんな形で結びついているとは初めて知りましたわ。

新潟で奈良!奈良!いってるあたしとしては、なんだか嬉しくなる情報でした。
とりあえず、奈良、補給しておきました。
コメント
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