奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

博物館実習(二)二日目

2007年08月01日 | 奈良大学お勉強日記
無事に二日目です。
本日からはJR阪和線信太山から歩いて7分程度の弥生文化博物館で実習。
ちょっと土地鑑があるのと、駅前から歩けるってところが
多少なりとも昨日よりも気分が楽でした。

10時開始で、まずは「弥生博と実習の概要説明」
弥生博ってこんなところですよ…という説明があったのちに、
なぜか再び本日も自己紹介です。
まず、学芸員は来館者と接することも多く、その時の必須アイテムが
コミニュケーション能力ということなので、それを養うべく練習練習ということで。

昨日は時間の制約があったために、一人30秒でって感じだったのだけど。
今日は大体1分くらいで…のつもりが。
やはり、自分語りをすると、どうしても長くなってしまうんだな>自慢も入るし(笑)

ということで、昨日語れなかったこと、語らなかったこと、その他のことも語りつつ、
全員はなし終えたら案の定一時間半近くかかっていました。
予定では11時から12時は施設見学ってことだったんだけどな。

ま、それぞれの人の中にあるものの一端を覗けて楽しかったってのもあるから
あながち無駄な時間ではなったけど。

で、ちょっと早いけどそのまま昼食。
コミニュケーション能力を養うじゃないけど、本日は学籍番号順に班分けがなされていたので、
そのままの状態で一緒にご飯を食べたのですが。
心なしか、会話も弾んでいるようでした。
やはり、これは自己紹介の成せる技か。

食後は、せっかくここまできているのだからってことで、池上曽根遺跡の方を見学に。
炎天下の真昼間だけど、昨日の山登りに比べればなんてことないない。
国道26号線脇に突如出現した大型建造物!ってのを見学して回りました。
環濠集落で、その柱跡などからそこに建っていた建造物を類推して再現してある、
見事な集落で…有る意味、あさってからの「民家集落博物館」にあってもいいんじゃないかと
思うくらいな立派な建物もありました。

そして、13時から再開です。
まずは、午前中におしてしまって入れなかった、バックヤード見学。
収蔵庫や書庫、写真室など地下にある施設を見学させていただきました。
収蔵庫なんだけど、棚にそのままの状態で、『陳列展示』されている資料が
多数並んでいて、こんな感じでOK?ってのが正直なところ。
幸いにも、阪神大震災でもここの収蔵物には被害がなかったようで、
災害対策ってのはほぼしてないとのことなんだけど。
こんなに伸び伸びと資料が並べてあってええのんか?でしたけど。
(ま、土器がメインだから、絵画や紙よりも神経質にならなくていいのかもしれんが)

その後「展示企画・資料調査・借用先との交渉(文章のやりとり)等」
という講義。博物館学のテキストでは散々まとめたおした内容ですが、
実際の博物館でのタイムスケジュールに従った内容での説明で、
こんな感じで、展示企画は進められていくのだということが具体的に示されました。

見に来る方は、半年に一回しか展示が変わらんわいって思っていても、
裏では、物を借りたり、準備をしたり、展示したり、入れ替えたり、借りたもの返したり、
目に見えない部分でものすごーく苦労しているんだってのが判ります。

その後、いったん休憩を挟んで、最後の講義。
「博学連携について」
博物館に学校からたくさん来ていただくためには何をしたらいいのか?って話。
弥生文化博物館は圧倒的に小中学生、中でも小学生の遠足での来館が多く、
その時期というもの、実際に学期中に「弥生時代を学ぶ4~6月にかけて」の
時期が多いとのこと。学校の教科書に弥生博の写真が使われていたりするので、
「ソレ」を見に来て「おんなじや~」っていう児童生徒さんたちが多いんだとか。
で。
生徒児童の入館者増のためにはナニをしたらいいのか?って内容でした。

結局のところ、本日は座学でお話を聞いて、見学をして終わりでしたが、
どうやら明日からは実際に資料とかかわったり、図録の作成を実際にしたりという
「実習」の部分がある模様。
いや、池上曽根遺跡もあることだし、環濠集落内のゴミ拾いだとか、
草むしりとかやらされたらかなわんなあ~とか正直思っていたけど。
何にも、実習らしきこともせず、館内展示ばかりタダで見せていただいているのは
あまりにも「お客さん」だよなあって思っていたので。
ようやく「実習」があることにほっとしてますだ。

これで、ようやく「実習(二)」らしくなってきましたね。
明日ももう一日、信太山行きなので頑張ってくれ>阪和線。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする