自遊日記

定年後の備忘録

奈良 「重文・今西家書院」の紅葉

2014-12-04 18:42:00 | 国内旅行

 

先日、奈良の今西家書院(重文)を訪れました。

近鉄奈良駅を南に少し行ったところにあります。 

 

 

 

 興福寺大乗院家の坊官を務めていた福智院氏の居宅を

今西家が譲り受け、現在に伝えているものだそうです。

写真は上段の間から庭を見た図です。

 

 

こちらの障子は、子持ち障子という珍しいものが使われていました。

敷居ひとつに、二枚の障子が収まっていました。

 

 

 

 

 

縁側から庭を見る。

 

 

 庭から上段の間を見る。

唐破風の下の扉は双折板戸になっていました。

高位の方は玄関から入らずに、輿を直接庭に着けて 庭から出入りされたそうです。

 

 

 

 

 

 

  

  

こちらは網代編みの間。

天井は杉のへぎ板で網代に編んだ風雅なつくりでした。 

 

紅葉真っ盛りの書院を満喫できました。

 

 

 


萩・津和野・岩国の旅(城下町散策&岩国寿司)

2014-12-02 12:12:22 | 国内旅行

岩国城を降りて吉香公園を散策。

吉香神社境内の南隅に絵馬堂・錦雲閣がありました。

旧藩時代にはここに3階建ての「矢倉」が建っていたようです。

 

 

 

錦雲閣から堀を見る。 

 

 

 

 

  

 

錦雲閣の 西側に重文の 旧目加田家住宅がありました。

表から見ると平屋、裏から見ると中2階。

数少ない中級武士の遺構として、貴重なものだそうです。

庭にはツワブキが満開でした。 

 

 

 

道端に岩国が生んだ偉大な作家 宇野千代のことばがありました。 

 

 

 

香川家長屋門。

岩国藩五家老のひとり、香川家の表門です。

武家屋敷の構えを今に残す貴重なものだそうです。

このあたり、城下町の風情が濃厚です。

 

 

 

昼食は岩国名物「岩国寿司」をいただきました。

ちらし寿司風に仕上げた押しずし。

一度に四升~五升つけこむ豪快な作り方が特徴だそうです。

作りは豪快、味は繊細・・・美味でした。

ちなみに、藩主吉川家の家紋は「九曜の紋」。

9つの穴をもつレンコンは家紋そっくりで、岩国レンコンも人気があるそうです。

 

 

 

 

 散策の最後は吉川資料館です。

藩主吉川家に伝わる古文書、武具、美術品などが展示されてていました。

スペースが狭く展示点数は少なかったですが、貴重なものばかりでした。

 

 

 

吉川資料館の駐車場です。

秋芳洞~萩~ 津和野~岩国   忠実に走ってくれたレンタカーです。

最後に感謝の気持ちを込めて、パチリ。