先日、奈良の今西家書院(重文)を訪れました。
近鉄奈良駅を南に少し行ったところにあります。
興福寺大乗院家の坊官を務めていた福智院氏の居宅を
今西家が譲り受け、現在に伝えているものだそうです。
写真は上段の間から庭を見た図です。
こちらの障子は、子持ち障子という珍しいものが使われていました。
敷居ひとつに、二枚の障子が収まっていました。
縁側から庭を見る。
庭から上段の間を見る。
唐破風の下の扉は双折板戸になっていました。
高位の方は玄関から入らずに、輿を直接庭に着けて 庭から出入りされたそうです。
こちらは網代編みの間。
天井は杉のへぎ板で網代に編んだ風雅なつくりでした。
紅葉真っ盛りの書院を満喫できました。