キッパー☆ホッパー

まちで見た面白いこと

日比谷ダイビル2

2008-05-29 22:58:57 | 築地・銀座・数寄屋橋・日比谷
日比谷ダイビルの水辺にいる動物たち。みんな口をあけています。
そういえば旧日比谷ダイビルが完成した2年前、大正14(1925)年に竣工した大阪・中之島のダイビル本館も、もうすぐ取り壊しになるそうです。
渡辺節の設計によるネオ・ロマネスク様式のビルとして有名です。取り壊し前に一度行ってみたいと思います。

日比谷ダイビル

2008-05-29 22:55:42 | 築地・銀座・数寄屋橋・日比谷
秋葉原の「柳森稲荷のおたぬきさま」だけでなく、東京にはさまざまな動物がいっぱいいます。日比谷ダイビルのブタや鬼などもそのひとつ。
日比谷ダイビルは内幸町にあり、ちょうどみずほ銀行本店の向かい側です。
日比谷公園にも近いです。
このビルには、不思議な動物たちの彫刻がたくさんあります。
もともと1927年 に完成した旧日比谷ダイビルがあり、そこにあったガーゴイルたちです。ガーゴイルというのはヨーロッパのゴシックやロマネスク建築に見られる空想の動物たちの像で水場や建物の装飾などに使われています。
動物ばかりだけでなく、グリーンマンなどもいます。

話を元に戻すと、旧日比谷ダイビルは、関西で活躍した渡辺節という建築家の事務所で設計されました。当時その事務所にいた村野藤吾がビルの動物たちをデザインしたそうです。村野藤吾という人は、日生劇場や有楽町そごう(今のビッグカメラ)などを設計した日本を代表する建築家です。
日比谷ダイビルは1989年に建てかえられました。当時の建築を残そうという運動も起こりましたが、惜しまれつつ取り壊されたのです。昔のビルを継承するために動物のモチーフが保存され、新しいビルにつけられたそうです。