父 綴ります。
ようやく、人が食べる米である「主食用米」の籾摺りが終わって、出荷作業も済ませることが出来ました。
残るのは、鶏が食べる米である「飼料用米」の調整作業です。
今年は、”農政局担当官”の指導があったので、150aほどの作付けをしました。
今年こそは、収穫量をアップしなければ!っていう思いが・・・。
刈り取って行くと、多収であるべき品種の「モミロマン」が、”穂首いもち病”でガックリ・・・。
沢山の籾が付いているのに、実が充実していなくって、スカスカ・・・。
でも、ちゃんと調整作業をして、’鶏業者’さんへ、検査を受けて出荷をしなければなりません。
気落ちしながら、作業場で家族スタッフと頑張ってると。
『公ちゃん、やっちょうね!。』
びっくりして振り向くと、”Kくん"。
(よく作業場横の道路を往き来してるみたいで、次第次第に並んでいく”スクモ袋”に注目してたみたいです。)
彼は、50年前の「農林高校時代の同級生」です。
彼が、茨木県の「農業専門大学」に進学してた時に、”寮”に訪ねて行ったり。
彼が、オランダの農家に「農業留学」してた時に、直接は会えなかったけど彼の親さんに依頼された品を届けて。
彼が、故郷の島根に帰って就農してからも、共通の友人を介して縁を続けたり。
つい近年までは、彼と共に「島根県の指導農業者」として、一緒に活動したしたり。
不思議な因縁を感じる”人”です。
今の彼は、”酒米”を作ってブランド品としての「日本酒」で、東京進出してます。
彼独特の視点で、”島根農政同盟の会長”として、行政に提案し物申す立場で活動してます。
『俺らの世代は、とっても良い経験や友達を得て、素晴らしい人生だった。
でも、今も俺は一生懸命頑張ってる』と。
脱帽するとともに、「友よ、肩の力を少しづつ抜きながら。次の世代を育てて行こう」って話しました。
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