松江のお茶・製造直売『錦峰園製茶場』 野津家のブログ

松江のお茶&お米農家。

20代で農業を継ぎ、
3人の子供を育てながら
両親と共に農業に励んでいます。

’マツコの知らない世界’の番組を見ました

2018年01月31日 19時30分49秒 | 

父 綴ります。

昨日午後9時からの「マツコの知らない世界」という番組を見ました。

妻にも娘にも『お茶を取り上げる番組をやるから、チャンネルをBSSに合わせて!。」

最初は、マツコ・デラックスが、その道のプロからレクチャーを受けて、’驚いてみせる番組’だろうって、、。

 

でも、登場したのは「茶師の称号を若くして獲得してる”小林裕さん”」。

20歳はじめには、錆び色に染めてた「京都のお茶屋の・・代目」。

やがて、九州の八女市のお茶問屋さんに丁稚奉公?で「お茶の道」を修行。

そして、難関試験を突破して「お茶師称号」を獲得した40歳頃の気さくな感じの男性が。

 

ひとしきりの人物紹介の後は、いよいよ『日本茶の世界』と題した番組のメイン部へと、、。

まずは、3つの黒く四角な’拝見盆’に盛られた’お茶っ葉’が出てきました。

急須で淹れたそれぞれの湯呑み茶碗の’お茶っ葉’の色合いをみたり、口に含んで。

’拝見盆’に盛ってある’お茶っ葉’を手に取って、鼻に近づけて、それらの異なる香りを嗅ぎ分けて、、。

3っつの盆の『さみどり』・『ごこう』・『ふうしゅん』を当てるって、結構なプロの技が求められる状況が・・。

 

テレビ画面に映された湯飲み茶椀の中の、3つの顕かに異なる特徴の水色を見比べて。

「え~っと、真ん中は水色が濃い緑なので、『ごごう』って晩生の葉肉の厚い特徴の品種だよ!。」

「右端は、水色が少し浅くって早生の品種って感じに思えるから『さみどり』か?」

「左端は、両方の中間って水色だから『ふうしゅん』って品種になるかなぁ?」って評定。

結果は、ピンポーン正解でした。

(テレビの画面に映し出された’湯呑み茶碗’の水色だけを頼りに、香りも味わいもしないで

 正解するなんぞ、”やっぱ俺たちも「お茶のプロ」だがぁ”って自画自賛。

(それと同時に、平成18年11月に静岡県川根本町で開催された「第60回全国お茶まつり」に、

妻共々出かけた折に、島田市のテーマゾーンの”茶とぴあ”で27種の品種茶の’飲み分け体験’をさせてもらった時の事を思い出したり・・・)

(素手で’拝見盆’のお茶葉を掴んだり、それを鼻にくっつけてまでの香り嗅ぎの仕草を、

「これがプロの鑑定スタイルです」ってマツコ・デラックスにやらせる場面は、ノーグッドと思ったり。

毎年のお茶品評会シーズンにも、審査員のオジサン達が同じ様な所作でやってる映像が出される度に感じる、

’飲むお茶’へのマイナスイメージをお客さん達が抱くんじゃないの~って心配するのは私等だけ?)

 

その後に、今日誰もが日常で口にする”ペットボトル”の5種類を、

マツコ・デラックスに飲み比べてもらって、好きなお茶ボトルを選ばせたのは、”革新的な発想!”

そして、100gが5万8千円のお茶を、「水出し煎茶」としてゆっくりと浸出して、

その旨みと濃くをマツコ・デラックスに堪能させたのは偉い!

 

茶師さんの気さく気な感じと専門家としての紹介法、

マツコ・デラックスの博識的な反応と、番組を組み立てたプロジューサーの腕に感服しました。

 

 

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