父 綴ります。
食事会場の‘松の間‘では、すでに女性グループや中年の夫婦さんや小さい子供連れの家族が、
それぞれのテーブルで、ゆったりと食事しておられました。
私達も、向かい合って(緊張気味に、、、)夕食晩餐を始めることになりました。
すでにテーブルには、秋の恵みいっぱいの前菜の品(うにムース・ジュンサイ・柿たまご・銀杏・菊花の浸し・
小袖寿司・海老真丈揚げ・白和え・蓮根煎餅)が、小さくてかわいい上品な紅葉形などの器に盛ってありました。
(え~、ここは京都?金沢?って。チョとした驚きサプライズ感。)
『刺身のお造りは、後ほどお出ししますので、お食事をお始めください。』という仲居さんのことばに促されて、、。
まずは、’杏酒の食前酒’で乾杯して、食事をスタートしました。
(2人で差し向かいでのゆっくりとした’晩餐’など、30数年振りなので会話が弾むのか?って思いましたが。)
そして、松茸の土瓶蒸し」(酢橘と三つ葉の添え)。
地元の日本海で挙がった魚の「あしらい’お造り’」。
「冷やし鉢」と称して、茄子・冬瓜・合鴨白蒸し・紅葉人参・青身。
さらに、秋刀魚・鰻巻繊・帆立羽二重蒸し・酢取茗荷の「焼き物料理」の皿が運ばれてきて。
穴子・白茄子揚げ出し・餅の「揚げ物料理」も出てきて。
私はビールの中ビン、妻はオレンジジュースを飲みながら。
次々に出てくる料理の話や、様々な知人のことや、なんやらかんやら、、。
”宮中の晩餐会”とやらは、斯くもあるだろうかって思うほどの食事をいただきながら。
でも、台の上の鍋中の「鳥取和牛、豚の角煮、米子の太葱、味噌との朴葉焼き」が、
湯気を噴き終える頃には、二人とも、もう満腹!。腹いっぱい!。幸せいっぱい!。
「ごちそうさまになりましたぁ~。」って、仲居さんに声をかけて椅子を立つと。
『お客さん~。まだお食事は終わってませんョ~。』って、衝立の向う側の配膳コーナーから声が。
仕上げのご飯食の「松茸御飯」と「しじみの味噌汁」が出て来るんだとか・・・。
「もうお腹いっぱいに戴きましたから~。」って言いながらも・・・。
そこは、庶民です・・・。めったに口に出来ない「松茸の釜飯」。
椅子に座りなおして。目の前の一人用釜に火がつけられて後、炊き上がりを待ちました。
『湯気が吹き上がっても、暫くはちゃんと蒸らしてから召し上がってください。』って仲居さんの忠告が。
妻の鍋の「松茸御飯」は上出来に、私の鍋の「松茸御飯」はちょっとオコゲが。
せっかくのご馳走だからと完食をめざしましたが、二人とも上に乗ってた松茸と香り風味をいただいて大満足。
もったいなかったけど、お腹がギブアップ。
でも、デザートの「梨のゼリー寄せホイップ」は、甘くて美味しかったのでぺロぺロッて胃袋の中へ。
「甘いものは別腹ですから!。」って妻と仲居さん。
「上品な甘さで、梨のサッパリ感もあって、美味しかったです。」って私。
1時間に及んだ”人生至上はじめての贅沢な晩餐会”でした。
感謝します。
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