松江のお茶・製造直売『錦峰園製茶場』 野津家のブログ

松江のお茶&お米農家。

20代で農業を継ぎ、
3人の子供を育てながら
両親と共に農業に励んでいます。

ホーランエンヤがんばります

2019年05月25日 20時39分58秒 | Weblog

父 綴ります。

今日で我が家の一番茶製造が終わりました。

一週間ほど遅く始まった今年の新茶製造でしたが、気候の少雨の影響もあって、

芽が不揃いで、長いのもあればやっとさ芽が出ましたねんてのもあって、結局は、減収でした。

 

ようやく皆さんが摘んで来られた「委託加工のお茶」を、何とかお渡しできる状況になりました。

『順序が逆でしょう』っていつも言われてますが、これから”販売茶”を吟味していきます。

 

ところで、”日本三大船神事のひとつ、ホーランエンヤ”が明日最終日を迎えます。

1週間前(18日)には、「松江城山稲荷神社の御神体」を東出雲町の「出雲郷神社」まで送る供を。

3日前(22日)には、「出雲郷神社」でのご祈祷中の神を慰めるため”中日祭”。

いよいよ明日(26日)は、「松江城山稲荷神社」へ御神体をお送りする神事の船行列です。

 

1週間前の船神事では、「大井町のホーランエンヤ櫂伝馬船」に連らなって走る供船の内の、

2番船(伝馬船の上で華麗な踊りを披露する踊り手の師匠達4人が乗船する)の、船頭役を務めさせてもらいました。

何せ10年振りに務める大役です。

水上で、狭い範囲で、前後の船の数々との共演です。

しかも、飾りつけられた船の大きな旗が風を孕んで’帆掛け船’状態。

おまけに、大橋川の汐の流れも船の運行に影響を及ぼします。

 

でもその日は、曇り空で。

東南東の風が吹いてたもののまあまあの風速。

汐の流れも部分的に強いところもあったけど、難しすぎって状態はまあクリア出来ました。

 

「松江城山稲荷神社の御神体を乗せた”御座船”」を囲むようにして、

”宍道湖大橋”と”松江大橋”の間。

”松江大橋”と”新大橋”の間。

”新大橋”と”くにびき大橋”の間。

それぞれを3週づつ回って、川沿いで見てる皆さんの目の前で「歌声」・「演舞」・「櫂捌き」。大拍手

 

私も顔見知りの人を見つけて、「叔父さん元気かいねェ!。頑張っちょうけんねェ!」。

大きな声を出して手を振って。

反対に『公さ~ん!。』って声を掛けてくれる人も。

「有難うございま~す。」って手を振って応えて。

『公さ~ん!。こっち向きないやぁ!』って。写真を撮ってくれる人も。

「ああぁ~。だんだん、だんだん」って左手でグーサイン。

(その度に、『公さん、船の向きが変わったよ!。』『前の船とぶつかるよ!』って乗船の師匠達から、、。)

集中して操船してるんだけど。 ポリポリ(^^ゞ

 

さあ明日も、午前7時過ぎの出港から、夕方6時過ぎまでの船頭役が待ってます。

無事に、賑やかに、この「神事」がとどこうりなくできます事を祈って、寝ます。

 

 


ホーランエンヤの準備で偶然の出会い

2019年05月25日 06時24分39秒 | 

父 久しぶりに綴ります。

夕べ(24日)7時過ぎから、ホーランエンヤの供船として参加させてもらう「我が家の船」のエンジンの調整に

停泊させてる桟橋に行って作業をしようとしてると。

26日(日)の「ホーランエンヤ渡御際」に向けて、最終の演舞練習をしている”采振り”の若者と師匠。

「こんばんわー、頑張ってるねー。」て声をかけると。『は~い!』。

(半年前から練習を始めて、18日(土)の「ホーランエンヤ渡御祭」も、22日(水)の「中日祭」でも、

 観衆の皆から喝采を受ける舞を披露して、しっかりと完成された伝統の継承の姿って感じてたのに。

 真面目に最高の踊りをする為に、頑張る姿に。)

 

そんな彼らを、岸から見守る二人の姿。

てっきり取材の人なんだろうって離れた場所から見ていたけど、何か外人さんぽい。

小5の孫娘を誘ってきて、『どこの国から来られました?』って聞いてみてくれよ。

でも恥ずかしがって、『じいちゃん、聞いてよ。』。

 

結局は、私が尋ねる羽目になってしまいました。「フランスから来られたんですか?」

彼は英語で『フランスのそばのギリシャからです。』

傍らの日本人の奥さんが、凄く早速く上手く通訳をしてくれてるので。

色んな事を、スムーズな会話のやり取りでかわすことが出来ました。

彼は”コンスタンティノスさん”。奥さんは長野県出身。旅するライターさんだとか。

 

彼はとても熱心に、”采振りの師匠さんである直久くん”に質問を浴びせてました。

船の上の’酒樽の上’に上がって、練習・練習の踊り手のT君とK君。

彼らの細やかな腕捌きや、しなやかな腰使い、大きく反り返ったり両手首を捻る采捌きをチェックしている

10年前の”采ふりで今回は師匠役”の康 くん。

 

8時を回っても続く彼ら4人の練習と、それを飽きもせず見続ける夫妻。

記念の写真を一緒に撮らせてもらって、失礼しました。

ハイ、チーズ。

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