松江のお茶・製造直売『錦峰園製茶場』 野津家のブログ

松江のお茶&お米農家。

20代で農業を継ぎ、
3人の子供を育てながら
両親と共に農業に励んでいます。

臨機応変だ!

2010年04月27日 21時42分58秒 | 
父 綴ります。

結果的に去年より20日遅れになってしまいましたが、


うちの”飯米"と”縁故米”用である「豊コシヒカリ」の種まきをしました。

すでに鹿児島から、早生品種「さえみどり」の新茶が、
山陰のお茶商さんに届いて、販売が始まっています。

気持ちは、新茶の製造バージョンにならなければならない時期ですけれど、、。
今年は妙な天気で、田植えと新茶の製造の予定が定まりません。

新茶の製造うの繁忙期が終わり次第に、代掻き・田植えの順番です。
田植え日から逆算して(20日~25日)、種を播かなければならないのですから。

いつもの年は、自家スペシャルブレンドの苗土を作って、
苗箱に詰めて種をまくのですが、それをする時間と、気持ちの余裕が整わず、
市販の”育苗用マット”で間に合わせることにしました。

今回は、「ロックウールマット」ではなく、
木くずを固めたという、東亜システム(株)の「ジーザックマット」を使いました。

通常の方法より少し覆土を厚めにしました。
(去年は、説明書き通りに育苗箱のフチすりきりまでいれたけど)

マットによる苗箱は、普通に土を入れたよりも軽くなって楽です。
苗箱1枚当たりの単価経費は、わずかに多くなりますが、、。



皆の気持ちを込めた、こだわりの土ではないけれど、、
しっかりと丈夫に育ってくれよ、という思いは同じです。

ですから育苗器の温度も、通常より2~3℃低めの29度にセットして、
じっくりと、根張りの良い苗にしょうと考えました。

2日後が、たのしみです。