シネマート心斎橋に久々に登場
嫁さんが友達と韓国に遊びに行ったので仕事を早めに切り上げて、ここぞとばかり映画のはしご
まずはDVDでしか見た事なかった70年代の恐怖映画「悪魔のシスター」のリバイバル!
「エクソシスト」から始まるオカルト映画ブームの頃に公開されていて、これも悪魔出てくるやつ…と子供の頃思ってた
しかし悪魔は出て来ずサイコスリラーだったと知るのはホラーファンになった10代の終わり頃です
シネマート心斎橋来たらまだヘルレイザーシリーズの上映していて、ロビーにはスタッフ手製?と思われるピンヘッドの頭とパズルボックスが…かなりの完成度です
この映画の監督は私の好きなブライアン・デ・パルマ
この作品で日本初登場だったようですが、恐怖映画でもありながら今の現在ならサイコサスペンスのジャンルに入るかも?と言う作品
ヒッチコック再来と言われたブライアン・デ・パルマ監督ですが、この頃からヒッチコック監督への傾倒が見られます
部屋の中でナイフで刺されて瀕死の男が窓越しに向かいのアパートの窓に向かって助けを求めるシーンで男の部屋側と向かいのアパートの窓から見た側を2分割画面で同時に見せる手法や、切り離されたシャム双生児が生き残った片方のダニエルに多重人格としてもう1人が存在感すると言うのも「サイコ」を思わす
ラストのワンカットもヒッチコック映画に出てきそうなユーモアがあっ
たりして、デパルマ監督の敬愛ぶりが伺える
バースデーケーキやソファーの使い方も効果的で初期の頃からデパルマ節が全開で改めて楽しめました
全体的に「サイコ」+「裏窓」と言ったとこに殺伐としたいかがわしさをシェイクした作品
そして主演のマーゴット・ギターが改めて見たら良いんです
切り離されて亡くなった妹が乗り移って多重人格となり、ダニエルに言いよる男には嫉妬をした妹ドミニクが現れる
この使い分けを見事に演じております
ダニエルの時は男受けしそうな視線とかったるい話方がまた良いんですが、ドミニクに豹変した狂気の振る舞いもマーゴット・ギターのエキゾチックな顔立ちからくる恐ろしい形相で迫力ありました
1974年公開の恐怖映画を50年越しの劇場 堪能させて貰いました
★★★★ 2024.1.23(火) シネマート心斎橋 劇場1 18:20 F-1
ありがとうございます
この手の作品のBlu-rayは異常に高いですよね
マニア向け狙いもあるでしょうが、もう少し安くして欲しいですよね