先日、シネマート心斎橋が閉館しました
大阪ミナミの繁華街アメリカ村にある商業施設ビックステップの4階にある主にアジア映画が多くかかるミニシアターでした
元はパラダイスシネマと言う名前のミニシアター
そこから2006年春にアジア映画を中心に上映するシネマート心斎橋に変わりました
ここの劇場の魅力はメンバー会員になれば土日関係なく1200円で見れる事で(最後は1300円に値上がりした)
系列のシネリーブル梅田、テアトル梅田も同様のサービスで見れた
私はいずれも見に行く機会がそんなにありませんでしたが、行った時に会員を更新していました
そしてシネマート心斎橋は特にここ最近は年間数本は必ず行ってました
ここ の名物はロビーのフロアの壁に劇場スタッフによる公開作品を紹介する手書きの説明や自作の展示物があった事
しかもこれがかなりクオリティが高く
「続 荒野の用心棒」の棺桶や「ヘルレイザー」のピンヘッドの頭とかスタッフの愛の詰まった自作展示物が印象的でした
またチラシも公開始まっても置いてくれてるのも嬉しい
↑記憶に新しい劇場スタッフ制作のヘルレイザーのピンヘッドの再現ヘッド(パズルボックス付き)
スクリーンは2スクリーンでそれはパラダイスシネマの時と変わりません
広さもそんなにかわらない100席くらいのスクリーン
スクリーン1はフラットな座席に対してスクリーン2はやや傾斜のある座席でした
またコロナの時はスタッフが上映終わるたびに座席にアルコール消毒スプレーをかけていて、座席候補には消毒液とペーパータオルが置かれていて、観客も自分で気になる箇所を消毒出来るようになってた
ここは安心して見れるなーと思ったもんでした
ここでは韓国や香港、台湾映画などアジア映画中心でラインナップされますが、当然アメリカ映画や欧米の作品もかかりますし
私の好きなB級のホラー映画も多々公開された
リメイク版「サランドラ」の「ヒルズ・ハブ・アイズ」の1、2.の連続上映も嬉しかった
ダリオアルジェントの「ドラキュラ」もここで見た
2008年頃?アメリカからやってきたホラー映画の映画祭AFTER DARK HORRORFEST®JAPANもここで開催され6本中4本見た
この時はロビーの壁一面にに80年代のレンタル店の棚を飾った懐かしいホラー映画のVHSのビデオが壁に貼られていテンション爆上がりでした(笑)
↑懐かしいホラー映画VHSビデオの展示
アジア映画も多数見ました
韓国好きの嫁さんと韓国映画を何度か行き、雰囲気の良い劇場と喜んでいました
韓流グッズも多数売ってたり、ブルースリーの特集上映ではブルースリー作品のチラシセットを売ってたり、死亡遊戯のソフビ人形も置いてたり、上映関連の作品のTシャツも置いてたりとそれぞれのファンも楽しめるグッズも取り揃えてる劇場でした
しかも時には上映作品にちなんだオリジナルドリンクも販売してたり、作品紹介展示スペースといいこの劇場独自のサービスに毎回楽しみにしてるファンも居た事でしょう
↑歴代オリジナルドリンク
コロナ禍で観客が減り、結局戻らなかった事が閉館の1番の原因のようです
劇場が閉館と聞くとやはり寂しいです(特に施設の老朽化とか入ってる商業ビルの営業終了とかでなくお客さんが来なくて閉館て…余計辛いですね)
映画館と言う言葉の響きが大好きなものにとっては残念です
最後にここで見た作品は先日の「本日公休」と言う台湾映画
ここの劇場に相応しいアジア映画の良作でした
さよなら上映イベントはさすがにほとんどアジア映画でした
劇場のコンセプトを貫きましたね
映画愛に満ちた劇場であり、映画ファンに優しい劇場でありました
ありがとうシネマート心斎橋
さよなら!
胸張っていいと思います。ここがなくなると、もうアメリカ村へ行く事がないと思うと、余計に寂しいものですね。
私もアメリカ村行く事ないですよね
ビッグステップ行くのにチャリンコで人混みの間をぬって走るん好きやったんですがね
良い劇場でした
寂しいですね