MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.003 「ホステル」 (2005年 米 93分 シネスコ)

2007-01-15 02:42:37 | 2007年劇場鑑賞
監督 イーライ・ロス
出演 ジェイ・ヘルナンデス
    デレク・リチャードソン
    エイゾール・グジョンソン



昨年からホラーファンの間で話題になっていたのがこの作品。
ネットを中心にやたら「HOSTEL」という文字を目にしていた私に取ってはまず日本公開されるかどうか疑問だったし、よくてビデオスルーぐらいと思っていただけにこの日本公開決定は吉報でしたね。
まぁ、公開決定の次に気になったのが「果たして大阪で上映されるのだろうか・・・」という事でしたがねぇ~
でも関東地区よりは年をまたいでしまったけど大阪での上映が決まり、しかもお馴染みのホームグランドである天六シネ5ビルのユウラク座!
まさにこの作品を見るには相応しい劇場でしょうね~ MOVIXもワーナーマイカルもTOHOシネマズもこの映画に関しては上映するにはそぐわない・・・あの妖しげな空間の天六ユウラク座こそ打ってつけです・・・

(あらすじ)

アメリカ人大学生のジョッシュ(デレク・リチャードソン)とパクストン(ジェイ・ヘルナンデス)は、バックパックを背負ってヨーロッパを旅していた。スロバキアのブラティスラバには男が求める快楽を満たしてくれる夢のようなホステルがあると聞いた彼らは、早速途中で仲間になったオリー(エイゾール・グジョンソン)とホステルのある町に向かうが……。

監督のイーライ・ロスがネットで見つけたタイの合法殺人ビジネスが元ネタになってるようですが、当初はタイを舞台にする予定だったとか・・・でも東欧のスロバキアを舞台に設定したのはタイよりもまた違った不気味感があって良かったですね。

大きくわけて前半はエロで後半はグロといった趣向ですが、能天気なおバカな若者3人がお姉ちゃん目当ての買春旅行を続け、たまたま知り合った男から天国のような快楽の館があることを教えてもらいノコノコとスロバキアのホステルまで出かけて行き、そこで噂に違わぬウハウハな快楽を味わう・・・ダラダラしがちなこの前半は比較的テンポよく見れましたね。
そして一転、若者の運命は天国から地獄へと変わっていく・・・前半の能天気な裸とエッチな描写から後半は打って変わって残虐描写が連続していきますが、この辺の変わり身も上手いですね。

アキレス腱をナイフで切断したり、指をぶった切ったり、眼球をえぐったりとスプラッターな過激な場面が出てくるけど、正直言えば残酷シーンは前評判ほどでは無いように思いますね~この辺の感覚はホラー映画を見慣れてるかどうかによると思いますね。
ホラーファンにとっては残酷シーンは標準レベルだと思いますね(割と賛否分かれてるのも判る気がする)、この辺はやはり前評判の情報とのギャップと、公開まで待たされたのが逆に必要以上に期待を持たされてしまった・・・ってのがあるのではないでしょうか?
しかし一般的には相当に刺激的な作品だと思いますがね~

ただ単に見た目の残酷シーンはありがちかも知れないけど、同じ残酷度でも例えばゾンビが人間に噛みついて食いちぎると言う{行為}と、人間が生きたままの人間をナイフやドリルで解体していくと言う{行為}を比較したらやはり後者の方が同じ残酷度でも刺激が強く感じますね。
拷問という行為そのものの残虐性が見た目の残酷さをより刺激的にしてると思いました。
また拷問器具の金属音がまた不気味に感じましたね~ 椅子に縛られて後ろから聞こえてくる金属音やドリルの音・・・後ろが見えないだけに恐怖感が一層つのる演出なんかはイイと思いましたよ。

主人公が後半に反撃に打って出るところは、まぁさすがアメリカ映画やな~と思いましたね。
これがヨーロッパの映画だと陰惨なまま終わりそうだけど、テーマ的にはそんな展開の方が好みだったりもします・・・
詳しく書くとネタバレになるので書きませんが、ゾンビやモンスターも怖いけどやはり人間が一番怖い・・・そんなことを感じさせてくれましたわ

裸の美女がワンサカ前半は出てくるし、妖しげな親父が絡んできてキッチリ後半にそいつが関わってきたりとホラー映画のお約束的な展開も踏まえつつ後半はヒーローが活躍する(まぁ、結構悲壮感漂ってたけど)という見終わって見れば80年代ホラー映画のような作品だった・・・思ってたのと少し違った展開の映画だったけどそれなりに私は楽しめましたよ。
「ホステル2」は果たしていかがかな?



★★★★ 2007.1.13(土) 天六ユウラク座 22:30 中央通路2列目





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5 コメント

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志乃さん (キング)
2007-01-17 01:24:49
そうですか~。
「沈黙シリーズ15周年記念」 でしたね~でも最近のセガール作品は全てVシネらしいです・・・(アメリカの竹内力か!?)
「このオヤジ・・・」のフレーズは定着しましたね。

シネパトスで上映された作品はだいたい大阪では天六シネ5ビルでするようです。
いつかここの劇場を詳しく紹介しょうと思ってますが・・・笑いますよ!
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おぉ♪ (志乃)
2007-01-17 00:34:19
こちらシネパトスも同じく!次は「沈黙の奪回」(^m^)ぷぷ
「このオヤジ、負け知らず!」ってヤツですよ~(笑)
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今年もよろしくお願いします (キング)
2007-01-16 02:29:26
志乃さん新春からシネパトスですか・・・いいですね。
ま、私も西のシネパトスこと天六シネ5ビルに見に行ってますが・・・
大阪は「インビジブル2」は「ホステル」の後の20日から天六ユウラク座で上映です。
ちなみにその次は「沈黙の奪回」・・・ユウラク座イズム全開ですわ!
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訂正・・・ (志乃)
2007-01-16 01:57:35
キングさんも「007」だったのですね(^^;・・・今頃、↓発見しました(スミマセン~)
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今年もよろしくお願いいたします♪ (志乃)
2007-01-16 01:51:36
キングさん(^^)劇場での新作掲載はいつかいつかと待っておりましたよ~
「ホステル」で劇場はじめ(?)だったんですね☆
ワタシは2日に「007カジノロワイヤル」(2回目・笑)、そして今日は「インビジブル2」を観ました。「インビジ~」は以前にも書かせていただいた「シネパトス」という映画館で、相変わらず映画館上を走る車の行き交う音や映画館下を走る地下鉄の振動を体感できました(^^;
ちなみに観客は5人。うち女性はワタシひとりだけでした(笑)
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