MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.040 「トム・ヤム・クン!」 (2005年 タイ 110分 ビスタ)

2006-04-30 00:55:42 | 2006年劇場鑑賞
監督 プラッチャヤー・ピンゲーオ
出演 トニー・ジャー
    ペットターイ・ウォンカムラオ
    ポンコット・コンマライ



ジャッキー・チェンがここ数年に年齢的な衰えが見え始め(年齢の割りにはまだまだ凄いんですけどね)ジェット・リーも格闘技映画としては「スピリット」で一応区切りを付けた格好で、ジャン・クロード・バンダムに至っては何してるん?(ついでにスティーブン・セガールはやる気なし・・・)
そんな80年代~90年代のスクリーンを盛り上げてきたアクション俳優たちが高齢化とともにやや元気がなくなってきた時、タイから無名の役者は昨年登場しました。
「マッハ!」という作品で鮮烈デビューし、ノースタント、ノーワイヤー、ノーCGと公約しての登場してきたのがトニー・ジャー!
たしかに公約どおりの神がかり的な技を披露したけどイマイチにパッとしない印象でした

そして今回の新作ですが、前作では無名の凄い事するアクション俳優・・・程度としか感じられなかったんですが、今回の作品でやや彼独特の個性のようなものが少し出てきたような気がして、前作「マッハ!」より面白かったですよ。
いかにもタイ人らしい彫の深い濃い~顔立ちからは色気も何も感じ取れない‘格闘技一筋の童貞野郎”振りがいい感じですな

前作は仏像を探しに行く話だったが、今回は何と象を探しに行く話・・・
冒頭から象が街中を走り回り、いかにもタイ映画ならではの迫力あるアクションを見せたかと思えば、007ばり(?)にボートのチェイスも見せてくれ「マッハ!」よりアクションの幅も広がった感じですね。
またプロレスラー(「スピリット」でジェット・リーと対戦したネイサン・ジョーンズが登板)やカポエイラ、剣術、カンフーと多種にわたる格闘家との対戦も見ものでそれぞれ相手に合わした戦法で戦うリアルファイトは彼の本物度を感じさせます。

そして大きな2つの見せ場が特に印象的で、一つは4階立ての建物を上がりながら行く手を阻む敵を次々と倒していくのを4分間のロングショットで見せる場面はNG不可の映画史上最長カットのアクションシーンですね。

それともう一つは悪党の手下を次々と関節をへし折っていく49人関節折り!
ボキ!バキッ!と効果音が永遠に響き渡る殺戮拳はジャッキーもジェットもブルース・リーさえもやらなかった妙技!

エンドロールでジャッキー映画のNG集に対抗してか、アクションシーンのメイキングが出てくるけど彼の身体能力の高さをまざまざと見せられます。

技やアクションだけなら充分にポストジャッキーやジェットが勤まるでしょうね。
後はスターとしての華が付いて来ればいいんですけどね。
スターとしてのオーラがまったく感じないけど、今後のトニー・ジャーに期待しましょう



★★★★ 2006.4.27(木) MOVIX堺 シアター1 16:45 G-9

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2 コメント

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ようこそ (キング)
2006-05-06 02:19:01
え~そうだったんですか?

試写会と公開版が違うには良く聞きますね

最後のメイキング集は日本版だけなのかな?
返信する
私の見た試写会ではメイキングが (KGR)
2006-05-01 20:39:22
無かったんですよ。

単にタイ語と英語のスタッフロールが画面を流れていくだけ。

字も読めんぐらいのスピードで。

DVDで確認せねばなるまい、と思っているところです。
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