「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

Mちゃんのひどい外反母趾が快方へ、体幹を大きく左右に振る歩行も改善

2016年09月19日 | 素晴らしい指圧効果

 今年の131日に、このブログにMちゃんの様子を書きました。
 
彼女が私の治療院に来たきっかけは、ある内科医から「外反母趾が指圧でなんとかなりませんか?」 と相談を受けたことが始まりです。「外反母趾は、少し時間がかかりますが…」と返答して治療が始まりましたが、今年9月で丁度1年が経過しました。
 
彼女はダウン症で現在28歳になります。この外反母趾は6歳の時から始まり、痛みが出てからなんと約7年間も我慢していたそうです。もちろん医師の診察や検査も何回も受けてきました。リュウマチもあるので、医師の見解もさまざまでした。結果、いつも外科手術は見送りになっていました。彼女は成すすべがないまま、我慢を強(し)いられていたのです。

 
痛みは、睡眠の妨げになり、常に痛みとの同居を余儀なくされていました。そんな痛みが、なんと1回の指圧で取れてしまったのです。その効果は持続しており、そんな指圧をとても喜んでいます。
 
ただ、外反母趾といっても、見たことが無いほどひどいもので、足指の変形が、ある程度改善されなければ、またいつ痛みがでてくるか分かりません。足指の変形の治療目安は、左足指第1指が、第2指とソコソコ並ぶところまで行きたいと思っています。第1指が下がり過ぎていて、第2指がその上にかぶさっているのです。これでは、まともに歩けないのも当たり前です。 

 この1年、指圧は、2週に1回を基本で受けてもらっています。今は、足指が、とても柔らかくなり、指自体が太くなって自由によく動くようになりました。そのせいでしょか、歩き方がかなりよくなっています。
 
彼女は、指圧をとても気に入っており、楽しく通っています。もっと嬉しいのは、ダウン症のかたの独特な体型も、違ってきたといわれたことです。身体の大事な部分、具体的には腋下部、頸部、背部、腰部などが、大きく変わってきたからだと思います。
 
紹介してくださった医師に、彼女の動画を撮って見てもらったところ、その事実に納得していました。 

 彼女と初めて会って時、「仕事は楽しい?」 と聞いたら、大きくかぶりを振って、「いいえ」と表現したMさん。この1年、何より心の在り方が大きく変わってきたようで、職場でも楽しく仕事や行事に参加できていると聞きました。嬉しい限りです。以前のように体幹を大きく左右に振ることもなく、歩けるようになっていますし、この1年の変化で人生が大きな広がりを見せたといっても過言ではないと思っています。 

 彼女との付き合いの中で、特技が、絵を描くことだと分かりました。色彩感覚が独特で、彼女ならではのものだと思います。素敵なので、紹介します。自作の絵をTシャツにしたものです。 

Mちゃんの絵をTシャツに印刷




上の2枚もMちゃんの作品です

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