治療所の患者さん達が中心になり、ナンバ式骨(ほね)体操(12体操)をちゃんと覚えたい、との要望が多くありました。
骨体操というのは、一口で言えば、従来の筋肉主動の体操でなく、“骨”主動での体操です。自分の身体の状態を弛めるためにも、指圧師が受け手の状態を知るためにも、きわめて有効な体操です。
よし! 皆で長谷川智先生(心身技術研究所副所長)を川越にお呼びして、講座を開いてもらおう、と話が決まりました。しかし色々なスポーツ大会のシーズンと重なり、会場が決まるまでにずいぶん苦労してしまいました。
講座は、7月15日(日)午前10時からの2時間です。あらかじめ光文社発行の骨体操の本を購入し勉強してから参加しよう、と皆さんとても意欲的です。
そもそも、こんなに骨体操がわが治療所でブームになったのは、時々患者さんを長谷川先生の講座に誘って行き、身体の使い方などを指導いただいていたからです。体操をやってみると、身体の弛みにくい大事なポイントが弛んでくるのが分かります。当然、治療効果もかなりアップします。
治療中にそんな話をしながら圧していると、興味を持たれる方がいて、そこでまた少し体操を試してもらうと、わずかなことで身体がよい変化をみせることが多くありました。つい嬉しくなって、やり過ぎてマイナス効果を出してしまうこともあったほどです。
「やはり正しい指導の下でやらなければ」。 効果の高いものほど、両刃の剣であることがよく分かりました。そこで、どうせやるなら、正しく習得しようということになったのです。
長谷川先生の講座は、通常は小人数制で、細やかに目が行き届くように配慮されています。しかし今回の川越講座は、特別に“会場に入れる限りはOK”との了解をいただいています。めったに体験できることではありません、ものすごく楽しみです。
“動き”の体験講座なので、会場のスペースを考慮して30名定員でいこう、と考えましたが、どうやらこの人数を上回りそうな人気です。会場の契約、下見、下準備等、まとまるまでが何かと忙しく、仕事をしながら別に何かをやる、というのは大変なことだと思いました。
先生の送迎の手配もできました、あとは当日を楽しみに待つだけです。年輩の方も、病床にあっても、足が不自由でも――、さらに、寝ていても、座っていてもできる骨体操は、覚えてしまえば自分の財産です。
参加者全員で、この体操を身につけることができたらいいなぁ、と思っています。ワクワク!!!
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