「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

鈴木先生の新治療所、至る所に優しい配慮

2007年07月03日 | 指圧の活動

  7月2日から鈴木林三先生の治療所「江戸川橋指圧センター」が、新しいビルに引っ越して治療が開始されました。

  この日、どんな所か楽しみにしながら治療を受けに伺いました。前の治療所から2分ほどしか離れていないので、見知らぬ町へ行くわけでもなく、違和感はありません。届けたお祝いの生花も飾られて、“新規オープン”の雰囲気を盛り上げています。
  治療所は24坪あると聞いていましたが、さすがに広く、都心でしかも駅から近いこのスペースは、贅沢なほどだと思いました。治療室には、話に聞いていた「畳ベッド」がありました。これはたたみに伏せたり、立ち上がったりするのが辛い、多少身体が不自由な人達のために、畳を床面より高くしてあるのです。
  42センチの高さには先生のこだわりがあるようで、所どころに色々な工夫がなされ、圧す人にも圧される側にもやさしい配慮がみられて感心しました。従来のマッサージ用のベッドでの指圧は、確かに微妙な圧(あつ)を加減するには無理があります。最近実感として理解できるようになりました。しかし、本当に畳ベッドを造ってしまうところに、先生らしさを感じたのです。
  確かにこの広さがあれば、実技研修会にも場所捜しの必要はないでしょう。先生は、この5月で65歳になられました。サラリーマンならすでに定年で、第二の人生を謳歌する歳です。あえてもう一仕事なさるつもりなのでしょう。

  かつての自分の学び舎がなくなったのは、正直寂しさを感じています。でも新しい青畳の清々しい香りに、ここで先生の仕事の集大成がなされるのか、との思いが胸を突き上げてきました。先生独自の、技術習得への練習法が開発されるのを、この10数年リアルタイムで見ることができましたが、いよいよそれが最終段階に入ったようです。先生の教えの集大成を、しっかりこの眼で拝見させていただこうと、身の引き締まる思いが込み上げてきました。
  2年前、私が川越に仕事場を引っ越したとき、行動の“動線”が変わると、こんなにも身体に堪(こた)えるものかと、いやというほど感じたものです。慣れるのには数カ月かかります。疲れを出さないようにくれぐれもお気を付けてください。

  あえて新天地でチャレンジされる先生に、心からエールを送ります。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 15日に骨体操の講座を! 覚... | トップ | 12体操、効果にびっくり! ... »
最新の画像もっと見る

指圧の活動」カテゴリの最新記事