「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

19年間つづいた基本指圧研究会を解散、磨いた技術でいっそうの活躍を

2020年11月04日 | 指圧の活動

 連絡が遅くなって申し訳ありません。
 今回、私が主宰していたNPO法人基本指圧研究会を解散しましたので、その顛末をかいつまんでお伝えしたいと思っています。

 私はその法人で代表理事を務めていました。実は数年前から「責任者として後を引き受けてくれる会員がいたら代表を引退したい」と考えていました。いちばんの問題点は、寄る年波と10年前の脳出血による後遺症、さらに自分の治療院の仕事を考えると、体力的に無理だと考えていたからです。
 一昨年の総会ではいささか私の思いを伝え、昨年は「次(今年)の総会までに新しい代表の目途がつかなければ、NPO法人を解散します」と伝えてきた。その後、何人かと個別に話し合うなど私なりに努力をしたのですが、後継者を決めるまでには至りませんでした。そこで不本意ながら、本年3月末をもって基本指圧研究会の活動に終止符を打つことになりました。

 そのあと今年5月の総会で全員の意思を確認し、NPO法人基本指圧研究会の解散を決議しました。私が基本指圧研究会を立ち上げて19年、法人にして15年目の解散でした。
 研究会をNPO法人にする手続きも大変だったのですが、解散手続きもとても面倒でした。懇意な司法書士さんにほとんどやってもらいましたが、解散決議から清算結了までのおよその経緯は次のようでした。

・令和2年5月26日の通常総会で 特定非営利活動法人基本指圧研究会の解散を議決
・同総会で当法人の清算人に代表理事の村岡曜子が選任される
・6月25日、さいたま地方法務局へ解散の登記
・7月2日、解散届出書を埼玉県に提出、受理される
・7月16日、官報に解散を公告( 2ヵ月)
・8月4日、埼玉県税事務所へ解散届を提出
・9月24日、残余財産の確定
・9月29日、公益財団法人日本二分脊椎・水頭症研究振興財団へ、残余財産の130,306円を寄贈
・10月9日、NPO法人基本指圧研究会の精算結了報告会を開催
・10月14日、さいたま地方法務局へ清算結了の登記、登記簿を閉鎖
・10月23日、埼玉県へ清算結了届出書を提出
・10月27日、埼玉県税事務所へ清算結了届を提出
・同日、川越市役所に解散・清算結了届を提出。

 大まかには以上のような経過状況でしたが、けっこう日時もかかり大変でした。振り返れば長年研鑽してきた練習会と、指圧活動を通して学んできた技術。これを、指圧を受けてくださる皆さまに喜んでいただけるように、さらに高みを目指していきたいと私は思っています。
 今は一つひとつが楽しい思い出になり、私を支えてくれた人達に感謝せずにはおれません。本当にありがとうございました。こんどは基本指圧研究会で技術を磨いてきた若い人たちが「基本指圧練習会」を立ち上げ、毎月、集まって研鑽しています。ご希望の方はそちらに参加されるのもよろしいかと思います。 

 この19年を振り返ると、会員の皆さまに思いも技術も十分お伝え出来なかったのではないかとの心残りはありますが、力を合わせて前進してきた年月はやりがいのある楽しく貴重なものでもありした。
 研究会で一生懸命勉強してきた同志にお伝えしたいことがあります。勉強したことに自信をもって、どうか正しい指圧治療を待ち望んでいる患者さんに寄り添ってください。お1人お1人の、今後のますますのご活躍を期待しています。

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