「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

医療福祉学校の生徒さん、実際に基本指圧を受けてみて方針を決める

2020年10月30日 | 月例練習会

 10月9日、予約されていた某医療福祉学校本科2年生の学生さんが、指圧を体験するために川越の治療院まで来院されました。彼女は将来、鍼(はり)と指圧のどちらを選ぶか決めるために、一度指圧を受けてみたいと思っていたそうです。
 どうして私の治療院へ電話をかけてきたかというと、彼女の学校では鍼、マッサージ、灸、指圧の実技を教え、どれかを選んで決めることになっているそうです。
 実は指圧の実技を教えている先生が指圧専門学校出身で、私が昨年発刊したDVD「指圧の教科書 -基本指圧-」を講義に取り入れ、詳細に勉強させられているそうで、がぜん指圧に興味を持ち来院されたのでした。

 指圧を受けたあと、「思ったよりシッカリ圧すのですね」というのが彼女の感想でした。「無駄な力が抜けた状態で圧す」というと、「軽く圧す」や「ゆるく圧す」ことと勘違いされる方も多いのです。しかし圧す指に力を入れて圧すのではなく、圧す姿勢によって無駄な力が抜けた状態になれるということです。
 正しい圧し方を修得すれば、指に無駄な力が入ることがなく、全身にも無駄な力が要らない指圧ができるのです。結果、病人でも小さな赤ちゃんでも、お年寄りでも安心して受けることができる指圧ができるのです。そしてそれが、効果の高い「医療としての指圧」となります。

 この「基本指圧」を学校で授業に取り上げて勉強していると聞いて、とても嬉しく思いました。彼女はさっそくDVDを購入して、実技の教材として勉強しているようです。私にとってとても嬉しいニュースでした。
 彼女は卒業したら、仕事を「指圧」に決めて進みたいと言っていました。鍼か指圧か、迷っていた気持ちが決まったようです。
 施術後、晴々とした表情が、印象に強く残りました。頑張ってほしい。応援しています


絶賛頒布中、「指圧の教科書 -基本指圧-」

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