「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

子供のために指圧を学ぶ! お母さんたちに熱気漲る

2009年02月09日 | 指圧の活動

  2月6日に「失われた身体機能に無限の可能性が」と題して投稿しましたが、この子供たちのお母さんに基本指圧を教えることになりました。この方たちも、基本指圧の素晴らしさを理解されたようです。ある意味、リハビリから見放されたも同然の子供たちです、お母さんともども、“自分達で何とかできるならしてみたい”との思いがひしひしと伝わってきます。
   昨秋から始めた新たなチャレンジナンバでは、わずか3、4カ月の間に奇跡的な効果を上げました。皆揃ってやる気満々なのです。

   しかし基本指圧はプロでも大変難しい技術です、2年や3年で修得できるものではありません。そのことをよくよく理解した上で、“本物だからこそ本気でジックリかまえてチャレンジしたい”と目を輝かせています。   話はあっという間に決まりました。4月から毎月第2・第4土曜日の夕方2時間を練習に当てます。

   同時に、NPO法人基本指圧研究会のメンバーとして入会し、本物の技術修得を目指すことになりました。これは凄いことになりそうな予感がします。なにせ浪越指圧の売り物である「母ごころ」は、十分過ぎるほど持ち合わせているお母さん達なのですから。

   5年先、10年先には、我が子の障害に対する立派なトレーナーに成長しているかも知れない頼もしいお母さんたち、私は心からエールを贈りたいと思います。

   自分の身体感覚と向かい合うのが基本指圧です、これを学べるのは素晴らしいことです。まして彼女達は、我が子の心身とも正面から向き合うことになります。我が子を人に任せっきりにするのではなく、しっかり向き合って学んでいく。この輪が拡がったら画期的なことです。日本中、いや世界中の障害児を持つ家族に最高の光明となるでしょう。

   マイナスは大きいほど、より大きなプラスに変わります。今、目の前にある障害は、向き合い方1つで人生を豊かなものに換えてくれるのです。それが実感できるように進んで行きたいと、またまたワクワクした気分になっています。

   まるっきりの素人に基本指圧を教えるのは、きっと想像以上に大変だろうと思います。彼女たちが立派なトレーナーとなることを祈って、それを楽しみにやっていこうと思っています。

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