内部の見学は、2階中央ホールから始まります。このホールを中心に左右に弓状に建っている、外観は左右対象である。左側は郷土歴史館の展示スペースとして活用している。中央ホールは吹き抜け(2・3階)になっており天井はドーム状で回りが彫刻されている、ホール天井は間接照明でドームの柔らかさを出しています。この建物内部2・3階が一番豪華に造られています。床や壁に石材が使われ床の大理石は見事です。時計は電波時計ですがデザインは開設当初の時計を利用しています。
3階は院長・次長室がありますが2階ホール出入口の上にあたります。院長室は一番豪華に造られていてベニヤ板が使われているがペラペラのベニヤ板ではないと言ってました、厚手の今でいう合板なのでしょうか?当時はベニヤは豪華なんですね。
右奥は現在、図書室ですが旧書庫です。書庫は時代を感じさせません。
※トイレの注意表示が面白い
此の便所は水便所であります
従って各自左記の要項を厳守して故障の為に使用不能にならない様にしたいと思ひます。 (横書きにしてます)
一 紙は柔らかい ちり紙を使用し硬い洋紙や丈夫な日本紙を使はないこと。
二 便器の中に煙草の吸殻・ぼろきれ其他管の曲った所をつまらせる様なものを捨てないこと。
三 用便の后に便器の前方にある把手を手を以て軽く下方に下げて水を出し足でこれをふむ様なことをしないこと。
4階は、中央が4・5階の吹き抜けとなっていますが、2・3階の吹き抜けと比べると装飾が見劣りがします。右奥に旧講堂がありました。ドラマに出てくる傾斜式の講堂で木質感があり梁がアーチ状になっており伝統・重厚な感じを受けます、消防法により講堂としての活用はできないため倉庫というを位置づけです。
6階は、女子寮となっています。公衆衛生を学びに来る保健師のために設計されました。
そのためなのか公衆衛生院の部屋の数は、300室以上あったそうです。
1階に降りると中央部の床が採光用プリズムガラス埋め込まれていました。これは、日の光が届かない地下一階は、当時の電気では明かりが足りず、外光を取り入れる工夫がされていました。右奥には旧食堂で現在はカフェがあります。
2階に上がり、現在はコミュニケーションルームとなっている旧図書室を見学し終了です。
1時間の説明していただいての見学でしたが、スゴイ!へ~!と感嘆することが・・・
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