爺の社会科見学

年金生活12年目に突入。好きな地理と写真を生かした、一味違ったブログを目指して。

二つの恩賜庭園と水上バスを楽しむ散歩

2017-10-21 17:13:23 | 日記

「退職者の会」のこの企画は、8月に雨天のため中止になったもので、再度の企画も雨天となったが午後には雨が上がるとの予報で出発。
浜松町駅で下車し「旧芝離宮恩賜庭園」に向かうが、思わずこんな所に庭園があった・・・
中に入ると庭園は高層ビルに囲まれている。モノレール、新幹線が見える。この庭園は、大久保忠朝上屋敷の庭園で回遊式庭園、昔は海岸に面しており浜離宮と同じ汐入の庭であった。いまでは周囲の埋め立てや高層ビル、面積も狭くなり眺望が失われている。傘を差しながら庭園内を歩いていると弓道場が、雨が降っている事もあり、弓道を間近に見たことがないため見学する。数人の方が練習をしておりましたが、弓道場が全国的に少ないように思うが東京は恵まれていると思った。テーブルの上に「ぎりこ」という小さい容器に入った粉末状の物がありました。弓を射るたびに手袋の指にかけていましたが、滑り止めだろうと思ったが、これは、杉脂、松脂を煮詰めて脂分のぞき、すり潰して粉状にした物との事である。「礼に始まり礼に終わる」古武道を間近で見学させてもらった。

駅近くのオフィスビルでランチをすませ「浜離宮恩賜庭園」に向かう、この時間になると雨も上がり、庭園をゆっくり散歩することが出来た。こちらの庭園は、甲府藩の下屋敷の庭園で、潮入の回遊式庭園で園内は鴨場、茶屋などを有する。庭園を一巡し水上バスまでの時間があるため、「中島の御茶屋」で休憩をとる。和菓子とお茶のセットをいただくが、外国人観光客がしっかり正座していただいてました。

浜離宮恩賜庭園から浅草行きの水上バスに乗船する。平日でも団体客が結構乗船している。川から高層ビル群を眺めるのもいい、途中、日の出桟橋に寄るが、この桟橋は東京港では最も古い埠頭とのアナウンスがあった。関東大震災の救援物資を危険をおかして芝浦海岸に陸揚げした反省から造られたようです。

それにしても都内の庭園・公園・美術館・博物館は、整備されており、いろんな面で他の自治体との格差を感じる。東京は、歴史的にも江戸時代から人口が集中化し世界の中でも大きな都市ではあったが・・・

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向島百花園・長命寺・三囲神社を散策

2017-10-18 15:27:37 | 日記

予定の講演が終了し、近所にある向島百花園に。知人が百花園は季節ごとに変化があって、いつ行っても良いといってが、この時期や天気では晩秋という感じで紅葉の時期に来ると見応えがまた違ってくるかもしれません。

早々に出て、浅草に向かう。百花園で頂いた地図を見ながら地蔵坂を上がると角に坂名にもなった「子育地蔵堂」がある。文化年間の隅田川の堤防工事で土中から出土したと言われています。「墨堤通り」を浅草に向かう。しばらく歩くと「長命寺桜もち」のお店があった、ここが有名な「桜もち」のお店か!何ともシンプルな店舗である。桜もちだけで営業できるのはたいしたものである、これぞ歴史的ブランドである。長命寺はお店の裏手になり通じる小道で長命寺に出る。本堂の前には芭蕉などの碑(区指定文化財)があった、有名なお寺なので大きいお寺なのかと思っていたが、こぢんまりしたお寺でした。

隣にあるお寺が弘福寺で黄檗(おうばく)宗の寺院である。
江戸時代に中国から渡ってきた禅宗の一つで独特の建築様式を持っているようで他のお寺とは違っている。さらに歩くと「三囲(みめぐり)神社」が角にあった。名前の由来は、白狐が神像の三回回り亡くなった事が由来とされています。この神社、三越デパートと関係があり、豪商三井が江戸に進出する際、守護神とした。それは、三井家の本拠地がこの地の鬼門の方向、また、「囲」の中に三井の「井」が入り「三井を守る」と考えたようです。

雨の中の散策と時間も4時を過ぎ駆け足で回ったため、今度はゆっくりと散策したいコースでした。

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そもそもなぜ城を攻めるのか?ー本郷東京大学教授講演

2017-10-16 14:57:30 | 日記

たまたま、駅にあるチラシを見て面白いと思い申し込んだところ抽選に当たった。
会場の東武博物館ホールに早めに着いたが、雨にも関わらずもう列が出来ていた、近年の「城ブーム」によるものなのか、講演者がTVに良く出る本郷和人東京大学史料編纂所教授の人気によるものか、多分、両方なのだろう。
2回講演の1回目は、「城攻めの分類と実例」であった。城を歴史的に話す事、本質の話は難しく、城郭の研究者はいるが、大学にはお城の研究者はいないとの事。
城攻めは何なのか?、なんで城を攻めるのか?
本郷教授は、3つ上げられた。
①相手を倒すために城を攻める。
②目的達成のため妨害する城を攻める。
③魅力的な地域に城がある。
中国、ヨーロッパでは、城壁が大きな役割を果たし、城壁を攻める武器等があったが日本にはそのような城壁都市はなかった。日本では、地域の商業的な城壁でなく、自然地形を利用した山城で地域の商業は従であったと教授は仮説をたてている。そうした意識が変わったのは織田信長からか。(日本には、地域を守る、住民を守る思想は外国に比べて無いのですかね、武士中心のお城の役割だったのか、いまの社会に通じるような??)
今回、お城の話を聞き見方がチョット違ってきました。

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木村草太(首都大学東京教授)の憲法の話を聞く

2017-10-08 15:48:15 | 日記

7日、獨協大学において草加市教職員組合主催、草加市教育委員会後援で「子どもたちが平和に生きられるため」のテーマで講演会がおこなわれた。
衆議院の突然の解散で憲法問題がにわかに選挙争点になり、時期を得た講演のテーマであった。木村先生は、TVのコメンテーターや国会の中央公聴会に出席する新進気鋭の憲法学者である、
理論的に語る憲法の歴史、理念、立憲主義と憲法など、法学者は、理論的、数学的な考え方をすると話していたが、まさにその通りであり、TV観る通りクールな語り口であった。最後に、道徳教材に取り上げられた組体操に関わる事故にふれられた。(以上、画像参照)

 

 

 

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