爺の社会科見学

年金生活12年目に突入。好きな地理と写真を生かした、一味違ったブログを目指して。

義母と「胃ろう」

2014-10-28 23:22:11 | 日記
病院より、「胃ろう」の処置をするか、しないかの連絡があり、
妻が、義母の「胃ろう」処置の相談のため、北秋田市に出かけた。当初は、インターネットで「胃ろう」について調べたり、親戚、ケアハウスの方に相談し助言を頂きながら、姉妹の間では95歳の高齢や本人の負担を考え「胃ろう」処置はしない事に決めていた。しかし入院して1ヶ月もすぎ長期化した場合、ケアハウスでは「胃ろう処置」しないと「特養」に入れないとの事を知る、そうした場合「自宅介護」になるが、実家は売却の予定で全くの空屋である、それより介護できるかが大きな問題であり、結局、「胃ろう」処置に同意せざる得ないのか?。この一週間、妻も義姉も1日何回も電話で相談し、娘からも「胃ろう」はやめた方がいいと強く言われ、妻は、母の状態・医師との面談で結論を出す事になったが、2週間前に介護に来たときより、少し良くなったので結論は先延ばしになった。義母にとって良い方向に向かってくれる事を祈るばかりである。今回、「胃ろう」を通して「尊厳死」のこと、病院の経営上、3ヶ月以上の入院ができない現状(病院への医療報酬減額)、地方には「ホスピス」の病棟が少ない事など、日本の医療の現状を知らされた。妻とも、身寄りのない一人の場合はどうなるんだろうと話す・・・。この市は、かつて「福祉の町」構想があった、高齢化・長寿を考えると抜本的な改革が必要と感じた。
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日帰り散歩 ~都心の神社仏閣はビルの谷間に~

2014-10-26 10:27:13 | 日記
埼玉を出るときは雨は止んでいたが「溜池山王」駅を降りると雨がパラパラと降り始めた。
今日は、一日雨で10月なのに12月の気温と天気予報があったが、大当たりであった。
今回のコース、この一帯は、低地と台地が織りなす地形と、都市再開発がいまなお進んでおり、高級住宅・ホテル・大使館・情報産業集約化など都市関連機能が集中している。
地名の溜池は、参加したWさんの話では江戸時代から明治中頃まで神田上水や玉川上水が出来る前までは上水源として溜池の水が利用されたとの事。実際、赤坂見附から山王坂下まで貯水され渡し船があり、昔は遊水池のため大雨の時は洪水の被害あったと言われる。今は、全く面影が無く地名だけが残った。
 溜池山王駅から傘をさしながら日枝神社へ向かう、日枝神社は、「山王さん」と呼ばれ江戸三大祭りの一つである、また、神田神社とともに「天下祭り」と言われ、二つの神社の御輿だけが江戸城への入城を許された。参道にエスカレーターが併設さ、階段を上がると社殿が見える、社殿は江戸初期の代表的な「権現造り」であるが、第二次世界大戦で消失し、昭和33年に再建された。


日枝神社の帰りは朱色の鳥居をくぐり、昔、赤坂で一番賑やかな一ツ木通り商店街を通る、戦前は近衛歩兵3連隊の下を通る抜け道だったとの事。一ツ木通りの脇道に紀州徳川家の祈願寺となっている「赤坂不動尊」がある、こんな所に思う場所であり、駐車場化している中にある、傾斜地にあるせいか台地上にある会社やマンションの通り道となっている。

我々も通り道を上がり青山通りに出て豊川稲荷へ、角に大のれんの「とらや」がある、室町時 代に京都で創業した「とらや」は、皇室御用達のお菓子屋さんで明治時代にこの地に移った、参加者だれ一人中に入るという事がなく金額を見て「ため息}を・・・。横断歩道を渡り山門に向かう、戦災で社殿は焼失したのだろうが石塀だけが残ったのか、表面に寄進した方の昔の刻印と所々焼夷弾で黒くなっている。

豊川稲荷東京別院は、愛知県豊川市の豊川稲荷の唯一の直轄別院で大岡越前守忠相が豊川稲荷から分霊し屋敷稲荷として自邸に祀ったのが始めである。江戸では稲荷信仰が盛んであったため、大岡邸では毎月「午の日」と22日には門を開け参拝を許したと言う。明治以降の日枝神社は、赤坂が料亭や花柳界が発展しこともあり、芸道を生業とする人々からの信仰をあつめ現在に至っている。さほど広くはない境内に銭洗い弁財天・大黒堂などが祀られ一通り回り、ここで茶店があったので休憩し報土寺に向かう。

 青山通りを南へ歩き「薬研坂」を下る、Wさんの言うことには、「薬研坂」は中央がくぼみ両側の高い形が薬を砕くスリバチに似ているために名付けられた。さらに道なりに進むと今度は、「三分坂」があった、この「三分坂」昔この坂が あまりの急坂だったため、車賃が銀3分増しになったことからこの名で呼ばれるようになった、何とも東京の坂名は面白い。報土寺はこんな坂の途中にある、今では珍しい「築地塀」が「三分坂」に沿っている。この近代的な都市空間に古き風情を醸し出している。「報土寺」は、史上最強の相撲取り「雷電」の墓石がある事で有名である。「雷電」は、「松江藩」のお抱え力士であり、松江藩は報土寺の近くにあったようである。当時の力士は、相撲部屋より抱えられた「藩」に対する帰属意識が高く、身分的には最下級武士と同等であったが、祝儀や特権も認められていた。境内には手形の石もあり、皆、自分の手を置き大きいと感じていたが、しかし体型は今の力士と変わらないようである。

このお寺、鐘楼にも物語があった。入って右手に鐘楼があるが、初代の鐘は雷電の寄進のものであったが、形が異様であり、幕府に不届けのため取り壊され、明治に2代目の鐘が造られたが第2次世界大戦で金属供出令で供出し平成になって戻った。 帰ろうした所に住職さんとお会いし、幹事のMさんがお聞きしたところ、ご丁寧に雷電の事、鐘楼の事など丁寧に説明していただき、幹事のMさんに鐘までつかして頂いた、感謝申し上げたい。

最後に訪れたのが氷川神社である。同区内の白金にも氷川神社があることから赤坂氷川神社と呼ばれており、江戸七氷川に数えられ、その筆頭とされている。境内には石灯籠、大イチョウ、包丁塚がある、この地は、瑤泉院の実家のあった所でもある。赤坂の地にあってゆったり時間が流れる場所である。

氷川神社のそばアメリカ大使館宿舎の脇に「南部坂」がある、南部家の屋敷があった事から呼ばれているが、この坂は「忠臣蔵」の名場面の一つ、大石良雄が瑤泉院に暇乞いに訪れた「南部坂雪の別れ」の場所であるが、あまりの変貌に当時に思いを馳せるには・・・
六本木駅への帰り道に「檜町公園」に立ち寄る、再開発されたミッドタウンと同時に造られた、毛利家の下屋敷があった所で江戸の大名屋敷の中でも名園の一つとして知られ、周りにヒノキが多かったことから「檜屋敷」とも呼ばれ、後の「檜町」という地名の由来となった。
この公園は近隣の高層ビルと調和がとれた公園で、憩いの場所でもある。

この一帯は、明治時代になり国の管轄となり第1師団の駐屯地、以来、米軍宿舎・防衛庁とミッドタウンの再開発まで軍事のため利用されてきた。
今回の日帰り散歩は、赤坂を中心に回ってきた、明治以来、現在に至るまで国政の中心に隣接し、地下鉄のネットワーク化でさらに大きな役割を担ってきた。その中でビルに挟まれ、お寺や神社が存在する、ホットする場所でもあり、人が息づいている証拠でもある。

★その他のお寺★
日帰り散歩で、こんなお寺を見かけました。平坦でない事、ビル化のなかで住職さんも苦労が多いか?

☆通った坂道☆
「赤坂」と言う坂はない。この一帯が赤土でできている?、迎賓館のある所が「赤根山」と呼ばれ、そこに登る坂?など・・・地名の由来は不明であるが、実に赤坂は坂の多い街であり
20ぐらいあるようです。



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妻が介護から戻る

2014-10-16 20:48:54 | 日記
母の介護から妻が戻ってきた、8日間ホテルに宿泊し介護してきた、老々介護では1週間が一つの区切りなのだろう、あとは週一回ヘルパーさんに来ていただくよう、お願いしてきたとの事である。妻が帰りバスを待っていたら、妻と同じように介護している人は神奈川県から来ていたとの事、地方から転出し、親の介護で一時的にしろ戻らざるをえない現実があった。妻も、親を病院に一人にし、後ろ髪を引かれる思いで妻は帰ってきたのだろう・・・
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親の介護で妻が田舎へ

2014-10-07 22:38:34 | 日記
約1週間前に入院介護からもどってきた妻が義姉からバトンタッチし、今日、田舎に行った。義母の入院も1週間過ぎたが、高齢になると入院も長くなりそうである。 妻も義姉もホテルからバスを使っての介護で負担も大きいがTVで話題になっている「老々介護」だね!と妻と話している。今後の事を考えると、いま空き家になっている妻の実家からの介護も考えている。
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義母の入院

2014-10-03 10:44:55 | 日記
9月初めに4人で義母の入所しているケアハウスを訪ねて帰って来たばかりなのに、入院したとの連絡で、再度、北秋田市の病院へ。95歳の高齢の肺炎で妻共々心配で4日間お見舞いをしたが、義姉にバトンタッチし帰った、また、見舞いに行くことになる。早く回復してくれるといいが・・・
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