爺の社会科見学

年金生活12年目に突入。好きな地理と写真を生かした、一味違ったブログを目指して。

お花見はトイレのそばで

2017-03-31 20:34:57 | 日記
毎年行われている「退職者の会」花見が綾瀬川の土手でおこなわれました。場所取り班と買い物班に分かれて準備。
準備万端に計画しても、桜の開花時期とお天気は思い通りにはいきません。
例年だと何分咲きというほど開花しているが蕾の方が多く「標本木」状態で早速に乾杯・・・土手を散歩している方からは「もうやっている・・・」と、珍しそうに通っていきます。(1か月前から予定しているからしょうがない、雨が降らないだけまし)
寒さに震えコタツがほしいと言いながら酒を飲み、花見はこの年になるとトイレに近いのが一番!!と、その点はぬかりがない。

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舎人ライナー、都電を乗り継ぐ下町B級散歩

2017-03-30 17:37:03 | 日記
幹事Mさんの「退職者の会」の日帰り散歩の案内ハガキには上記の表題であった。B級グルメは知っているが散歩?とは思いながら参加。
草加駅に集合してバスにて見沼親水公園駅に、ここから日暮里・舎人ライナーに乗車するが、私にとっては初乗車である。2008年開業路線(東京都交通局)だから利用しなくてもおかしくないが、陸の孤島的な足立区西部における主要公共交通機関となっている。乗り物はかわいらしく運転手がいない新交通システム導入との事であり、駅も何かしら機械的な雰囲気である。運転席がないため眺望の良さは言うまでもない、Nさんはいつのまにやら最前列の子どもの隣りに座りタブレットでパチパチ写真を、高架路線のため皆が「撮り鉄」になってしまった。
熊野前駅で下車し「はっぴいもーる熊野前」を歩く、Mさんの話では「天才たけしの元気がでるテレビ」に取り上げられた商店街との事。その商店街の通りに小さな神社があった、「伏見稲荷大明神」とあったが小さい境内に「杉野中尉殉難遺跡」 とあった、大正6年に中野中尉の複葉機が突風によりこの地(尾久村)に墜落した。徳川大尉が初飛行し7年後の事で、初の飛行機事故の慰霊碑である。伏見稲荷神社は後に移転し祀られたようだ。


商店街通りを戻り都電荒川線沿いにある八幡神社に入る。鎌倉時代末期の創建と言われ農工商の神様として親しまれている。境内には大きな桜の木があり満開であった。Mさんの話では目の前の都電「宮の前」停留所はこの神社の前だから付けられたとの事、また、都電は、駅とは言わない停留所と言うと・・・あ、そうかレールを走ると駅と思うが道路を走っている!!


八幡神社の北に「大林院」がある、こじんまりした寺で山門前の「あらかわの史跡・文化財」によると「正和五年銘の板碑」や古石仏等が伝わっていることが明記されている。
一同関心したのが境内の植栽である、境内内に名札をつけて育てておりました。また、メダカなどもあり、お寺の方に説明していただきました、大きいお寺ではないが四季折々のお花を楽しめるお寺です。



楽しみにしていたレトロな洋食屋さんまでの道筋に2カ所の遺跡表示板があった、一つは「熊野神社跡」である、都電の停留所「熊野前」にもなっているが、この神社は鎌倉時代に勧請されたが、明治11年に八幡神社に合祀され、名だけが残った。もう一つは、「東京初空襲の地」である昭和16年開戦の数か月後の昭和17年にアメリカ軍空母より発進したドーリットル隊の爆撃があった地であり10名の住民が亡くなられた。
住宅街に入り、Mさんが子どもの頃からあった「レストラン山惣」(創業約60年)店内は、古い柱や梁を使った落ち着いた雰囲気で、赤いテーブルクロスが雰囲気を引き締めています、ハンバーグがメインで、柔らかくデミグラスソースとマッチし上のグラムの品を頼めばと・・・


昼食後、華蔵院に立ち寄る。このお寺、中世に造られた板碑があり、多数の石塔が残されています。江戸時代からは、教育の場で、寺子屋から田辺小そして現在の尾久小学校と歴史を刻んでいます。
徳川将軍が馬をつないだと伝えられる寶蔵院に立ち寄り、小台橋に出て隅田川沿いに歩き、遊園地の観覧車が見えてきました。



遊園地の前に神社があった、船方神社とあったが、説明板には東京都北区教育委員会とあり、この神社は荒川区ではなく北区で「あらかわ遊園」が区界あることがわかりました。あらかわ遊園に入る。東京23区で唯一の公営遊園地(大正11年開園)で荒川区立である。初めて入園したが、内容的には小学校低学年以下に特化している。日本で一番遅いコースター(ジェットコースターではない)があり、今、人気のスリル、スペクタクルはないが親子で触れ合える貴重な施設である。何人かは、観覧車に乗り、冥途の土産といって降りてきました、こんなことは滅多にないことで・・・



「あらかわ遊園」を出て古い煉瓦塀を歩く、この地は、明治初期に煉瓦製造工場があった場所で、煉瓦に適した土、船運、製造燃料に恵まれ4つの煉瓦工場が存在したが閉鎖され、跡地に「あらかわ遊園」が開園され、煉瓦が塀として利用された。
都電に向かう途中に「延命子育地蔵尊」 がひっそりとありました。江戸時代に建てられた「日待供養塔」2基などが祀られており、延命・子育てに御利益があり、縁日もおこなわれています。

  
都電に乗り東尾久3丁目で下車し、阿遮院、満光寺、稲荷神社(原稲荷)に立ち寄り町屋駅に到着、解散後、もんじゃ焼店に入る。Mさんの案内にも月島に負けない町屋もんじゃと、Uさんはこれのために参加したと言っていたが、東京生まれの会員には懐かしいようだ。下町のソールフードも進化し美味しくいただきました。



一日荒川区を散歩し、寺社、乗り物、食事、遊園地、街並みなどMさんの言っていたB級散歩がわかるようなきがしました。昭和世代の私たちにとって気取らない散歩がいいですね。

【その他のPhoto】




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盛岡散策・・・(2)

2017-03-21 20:58:29 | 日記
姉の納骨と参列者の会食も終わり、帰りの新幹線の時間まで時間があるので、JR「大人の休日倶楽部」のVIEW'S newsに出ていた「もりおか啄木・賢治青春館」に向かう、明治43年に竣工された旧第九十銀行本店の建物を利用し岩手が生んだ文学者の石川啄木と宮沢賢治と二人が青春時代を過ごした、昔の盛岡を紹介している。中には喫茶室もあり、啄木や賢治のファンには落ち着ける場所でもある。
私には建造物の方が興味がわく。外観は、ロマネスク・リヴァイヴァル様式との事で銀行建築として重厚感を出している。丸いアーチ、窓の上の半円アーチ、蛇腹層(壁面の帯状の層)ロマネスク様式に比べるとアーチは窓の装飾が単純化、直線的でシンプルなデザインが特徴とのこと)十九世紀末のドイツ・オーストリア芸術をいち早く取り入れた重要な建造物で国の重要文化財に指定されている。二階建ての建物で、屋根はドーマー窓によって飾り、天然スレート、銅板のマンサード屋根、内部は1階を営業室・客溜・金庫室・頭取室・応接室、2階に総会室(集会室)を設けている。岩手銀行赤レンガ館(旧本店・中の橋支店)と同時期の建造物であり、レトロな建築物で歴史を感じさせる。



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姉の納骨

2017-03-21 20:52:03 | 日記
昨年の11月29日に亡くなったが、姉の納骨がお彼岸に盛岡市のお寺で行われた。私と姉は一回り以上年が離れているので、姉という感じは小さい頃よりあまり感じなかった。しかし姉は姉である、死というものがより身近なものとなってきた、悲しさと寂しさが募る。姉の遺影の前で妹と写真を撮ったが、妹も順番だねと・・・私と思いは同じなのだろう。
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盛岡市内散策・・・(1)

2017-03-21 20:27:30 | 日記
昨年亡くなった姉の納骨には時間があったので、盛岡市内を散策した。駅のコインロッカーに荷物を置き開運橋を渡って中心地に入るが橋からの岩手山の景色が素晴らしい、皆さん立ち止まって写真を撮っていた。


裁判所にある有名な「石割り桜」は、まだ冬仕様である、こちらの桜開花は1カ月先だろう。岩手医科大学の脇を通り、北山(名須川町)と呼ばれる寺町に入る。


寺町の中でも立派な山門のある報恩寺に入る。石川啄木も好んでこの地を訪れたようです。本堂より「五百羅漢」のある羅漢堂に入るが途中、鋳金原型堂という所を通るが如何してここにあるんだろうと不思議である。羅漢堂は蔵のような建物で、祀られている仏像が建物内の壁を囲み中心には大仏盧舎那仏像ある。五百羅漢は、京都の九人の仏師の手により1731年から4年を費やして作られた、全て寄木造、漆塗りでこうも仏像も並ぶと壮観である。
羅漢とは、供養と尊敬を受けるに値する人の意味で、仏道修行者達を指すが、仏像の表情を見ると仏道を志す人も色な人がいるんだ・・・思わず仏道を志す人と?真面目な、怒りっぽい、酒飲み、お笑い・・・一体一体が茶目っ気たっぷりで面白い。






お彼岸のこの日、お花を持った家族ずれや、車で寺町の北山は渋滞に普段はひっそりしている街なのだが。
ここで時間が来たので姉の納骨するお寺に向かう。>
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