爺の社会科見学

年金生活12年目に突入。好きな地理と写真を生かした、一味違ったブログを目指して。

新春の浅草寺を巡る散策

2017-01-29 17:01:08 | 日記
久々の「退職者の会 日帰り散歩」である。幹事Mさんが手術入院していたため、今回は無理が出来ないとのことで浅草寺となりました。幹事のMさん恐縮していたが、この会は、無理の出来ない年代である。細く長く続けば・・・
浅草駅を降り隅田川沿いに南に歩くが晴れているが大寒過ぎは寒い。駒形橋に到着する、たもとにあるのが駒形堂である。このお堂は浅草寺の一部であり、浅草寺の謂れである観音様が漁師の網にかかって、この場所に上陸した所であり、ここにお堂を建てた。駒形橋は、昭和初期にできたが、それ以前は船着き場があり、江戸時代には渡し舟を降り最初に駒形堂に詣でて、浅草寺に向かったようです。


雷門に向かい、雷門のそばにある「浅草文化観光センター」に立ち寄る。現職時代にサークルで立ち寄った事があったが、随分モダンにになったと思ったら、5年前に建て替えられたようである。今話題の隈研吾氏のデザインで浅草観光のシンボル的なタワーとなっている。最上階には無料の展望テラスがありここからの眺めは素晴らしい、仲見世から浅草寺、スカイツリーなど見渡せる。


センターから雷門・仲見世を歩くが平日かと思うほどの混雑である、途中から仲見世の裏の道を


通り本堂に出る。境内の小さいお堂や碑などを見て回る。普段、浅草と言えば浅草寺と浅草神社だけでお参りし終わってしまうが、こんなに小さいお堂や記念碑があるとは思わなかった。(関心がなかったかもしれない)






















一回りしここで解散、男性だけで足をのばし「池波正太郎記念文庫」行くことに。記念文庫は、合羽橋の方にあり台東区中央図書館の中にあった。池波正太郎は浅草の生まれで、そう言えば待乳山聖天に行った時に生誕の地という碑があった。
中に入り1Fに記念文庫があった。池波正太郎の愛用品・自筆原稿・著作本、台本が展示され、企画展として自筆絵画が展示されていた。池波正太郎は食に関する著作もあり、幅の広い作家である事をうかがわせられた。展示コーナーの隣に時代小説コーナーがあり、池波が収集した時代小説等1万冊が寄贈され、そのうちの3千冊が公開されている。時代小説を描くには、これだけの史実研究をしなければならないのかと感心させられる。


今回、浅草を回って、まだまだ知らない浅草が多くあった。観光化された浅草にビックリする人もいるだろうが、まだまだ古い浅草も残ってる。
コメント
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