爺の社会科見学

年金生活12年目に突入。好きな地理と写真を生かした、一味違ったブログを目指して。

「退職者の会」日帰り散歩: 帝釈天など柴又を巡る散歩

2024-01-19 14:47:02 | 日記

新年の散歩は、9年ぶりの企画である柴又です。私にとっては初詣です。参加者13名と多かったが皆さん新年ということで、いろいろ願いがあるのだろう。前回も参加しブログにUPしましたので参考にして下さい。(2014,01.10 柴又七福神)

京成金町線柴又駅で下車する。映画「男はつらいよ」で柴又駅で「寅さん」を「さくら」が見送るシーンがあったな~と思うほど、柴又と言えば、「男はつらいよ」の寅さんである。知らない人がいない地名でありお寺である。参道の商店街も活気があり、「映画」の効果が大きい。


参道を通り過ぎると、そこは柴又帝釈天(題経寺)である。精巧な法華経説話彫刻と裏手にある庭園・邃渓園(すいけいえん)が見どころです。※前回のブログ参照を

次は帝釈天の裏手にあたる、「矢切の渡し」(都内に唯一残る)に行く、快晴とはいえ風が冷たい。河川敷全体がスポーツグランドとして整備され、初めて来るとどこに渡しがあるのか分からないと思う。渡し近くになると、二つの碑がありました。一つは、「葛飾や桃の籬も水田べり 秋桜子」とある。秋桜子は、「しゅうおうし」と読み男性である。籬は「まがき」と読み垣根で、秋桜子の愛する昭和初期の葛飾を抒情的に読んでいる。ここでの桃は、対岸の市川で市川は、梨の栽培の他、桃林が点在し桃花観望で多くの方が訪れていました。

もう一つの碑は、やはり、演歌「矢切の渡し」(詞・石本美由起、曲・船村徹、歌・細川たかし)である。♫「連れて逃げてよ・・・」の出だしで始まるこの演歌は大ヒットしました。この渡し場は、江戸川の両岸に田んぼを持つ農民が関所を通らずに自由に行き来できるため誕生(柴又ー松戸)でいわゆる農民渡船である。江戸川開削から明治初期まで栄えたが陸運・鉄道の発達とともに役割を終えた。渡船場所が木造でできているため江戸時代の渡船場をしのばせる。

渡船場から、江戸川堤サイクリング道路を歩き「葛飾柴又寅さん記念館」と併設されている「山田洋次ミュージアム」に行く。映画「男はつらいよ」のシリーズは、1969.8.27第1作公開から1995年の主演の渥美清が参加した第48作まで続いた、1997年と2019年に特別篇も公開された。「葛飾柴又寅さん記念館」には、実物セット・寅さんの衣装トランク、帝釈天参道のジオラマ、マドンナや名場面集など映像コーナーなど寅さんワールドを楽しめる。
「山田洋次ミュージアム」は、山田洋次作品の世界に触れられるコーナーである、監督の映画作りの撮影機材や台本など数々の作品を紹介している。

寅さん記念館と入館券がセットになっているのが「山本亭」である。カメラ部品メーカー・山本工場を創立した山本栄之助の旧宅で(昭和63年に葛飾区が取得)、関東大震災後の大正末期から昭和初期に増改築された、当時としては珍しい二世帯住宅です。木造瓦葺2階建ての母屋と純和風の書院庭園で長屋門も和洋折衷となっている。建物は、床の間・違い棚・明かり障子・欄間からなる書院造、数寄屋風の天井、下端部は石張りで上部は白漆喰塗りの土蔵などの伝統的な和風建築と、壁にはマントルピース、寄木を用いたモザイク模様の床、ステンドグラスをはめ込んだ窓、ガラス製ペンダント照明を用いた、昭和初期独特の洋風建築が複合されています。庭園は、池泉・築山・滝などを設けた典型的な書院庭園も国内外を問わず高く評価されています。(米国の日本庭園専門誌の日本庭園のランキング3位にランクイン)

 

この後、前回も訪れたことがある、真勝院と柴又八幡神社に立ち寄り終了となった。

【参考資料】
・ウイキペディア
・葛飾区HP

《その他のPhoto》

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