昨年、8086互換CPU製造元としてIntelとしのぎを削るAMDは、GPU製造の二大巨頭として知られるATI Tecnorogyと合併しました。当ブログでも紹介しましたが、これまでは合併した事による大きな動きは、そこまで表に出てこなかったように思います。
しかしながら、今回発表された新しいモバイルプラットフォームは、まさしくAMD+ATIの成果と言えるでしょう。
AMD、次世代モバイルCPU「Griffin」とプラットフォーム「Puma」を発表
~モバイル向けに完全新規設計 PC Watch
日本AMD株式会社は18日、次世代のモバイルプロセッサ「Griffin (グリフィン)」(コードネーム)と、対応プラットフォーム「Puma (プーマ)」(同)を発表した。市場投入時期は2008年中旬の予定。
合併前のAMDは、自社のみではチップセットを供給できていませんでした。IntelがGPUなどを統合したチップセットと、自社CPUを組み合わせたプラットフォームを提供できていたのに対して、AMDはATIやnVidia等のチップセットメーカーの対応を待たねば、CPUを市場に出すことが出来ませんでした。
ところが、ATIと合併したことにより、自社内にチップセットセクションを持つことが出来るようになりました。
今回のGriffinのPumaの様に、デスクトップ用CPUアーキテクチャを流用するのではなく、モバイル用にチップセットごと開発という”開発速度”と”設計力”を手に入れた事を、今回改めて証明した形になります。
さらに、ATIのGPUアーキテクチャをチップセット内蔵グラフィックスに流用できたり、グラフィック周りの新機能として、
「PowerXPress」と呼ばれるGPU切り替え機能を搭載。外付けGPU搭載機では、バッテリ駆動時は内蔵GPU、AC電源利用時は外付けGPUに再起動なしで自動的に切り替わる。なお、現時点ではPowerXPressに対応するのは、AMD製GPUのみとなる予定。
といったものを搭載できるようになったのも、合併による結果だと言えるでしょう。
さて、最近はIntelのCore2に押されっぱなしとも言えるAMDですが、QuadコアCPUも発表された事によって、攻勢を掛けてきています。
やはり1強は市場として健全ではありませんので、AMDにも是非がんばっていただきたいものです。
しかしながら、今回発表された新しいモバイルプラットフォームは、まさしくAMD+ATIの成果と言えるでしょう。
AMD、次世代モバイルCPU「Griffin」とプラットフォーム「Puma」を発表
~モバイル向けに完全新規設計 PC Watch
日本AMD株式会社は18日、次世代のモバイルプロセッサ「Griffin (グリフィン)」(コードネーム)と、対応プラットフォーム「Puma (プーマ)」(同)を発表した。市場投入時期は2008年中旬の予定。
合併前のAMDは、自社のみではチップセットを供給できていませんでした。IntelがGPUなどを統合したチップセットと、自社CPUを組み合わせたプラットフォームを提供できていたのに対して、AMDはATIやnVidia等のチップセットメーカーの対応を待たねば、CPUを市場に出すことが出来ませんでした。
ところが、ATIと合併したことにより、自社内にチップセットセクションを持つことが出来るようになりました。
今回のGriffinのPumaの様に、デスクトップ用CPUアーキテクチャを流用するのではなく、モバイル用にチップセットごと開発という”開発速度”と”設計力”を手に入れた事を、今回改めて証明した形になります。
さらに、ATIのGPUアーキテクチャをチップセット内蔵グラフィックスに流用できたり、グラフィック周りの新機能として、
「PowerXPress」と呼ばれるGPU切り替え機能を搭載。外付けGPU搭載機では、バッテリ駆動時は内蔵GPU、AC電源利用時は外付けGPUに再起動なしで自動的に切り替わる。なお、現時点ではPowerXPressに対応するのは、AMD製GPUのみとなる予定。
といったものを搭載できるようになったのも、合併による結果だと言えるでしょう。
さて、最近はIntelのCore2に押されっぱなしとも言えるAMDですが、QuadコアCPUも発表された事によって、攻勢を掛けてきています。
やはり1強は市場として健全ではありませんので、AMDにも是非がんばっていただきたいものです。