ネットブックは様々な・・・もとい、WindowsXPを搭載するための制約から、スペック上の差違が出しにくいという特徴がありまして、結果的にもっとも熾烈な価格競争にさらされているPCのカテゴリーになっています。5万円以下でもサプライズは無いですからね、今は。
さて、そこまで価格が下がってくると、必然的に「実用上以外の部分」で付加価値を付けようという動きが必ず出てくるものです。つまり、様々な「変わり種」が登場してくる時期というわけですね。例えば、ワンセグやタッチパネルなどは割と初期からついていますし、タッチパネルを液晶画面にしたモデルも登場してきました。そんな中で比較的まっとうなのがデザインが凝ったもの。シックなものが一般には好まれる傾向がありますが、そういう物とは一線を画すものとしてバンダイナムコの手がけるものがあります。
そう、ネットブックの価格下落によって、ついにPCもキャラクター商品になり得る日が来たのです・・・まあ、すでに二作目なんですが。
「リラックマ」のミニノート登場 ITmedia
バンダイナムコゲームスは7月10日、人気キャラクター「リラックマ」をモチーフにしたミニノートPC「リラックマ モバイルノートパソコン」の予約受け付けを、直販サイト「LaLaBit Market」で始めた。7万9800円。
リラックマの顔をデザインした茶色いボディで、壁紙やスクリーンセーバーもリラックマ仕様。内蔵カメラでオリジナルフレームで写真を撮影できる「フォトフレームガジェット」にもリラックマデザインを搭載した。付属の専用ケースもリラックマ仕様だ。
見てみると、確かにかわいいわけですよ。天板デザインもうまくまとまっていますし、明るい茶色のガワと白いキーボードのコントラストも綺麗です。このような路線で行くならば、カプバラさんとか某でんきネズミでもすぐに作れそう。
ただ残念なのは、お値段が約8万円と高いところ。ベースになっている工人舎の「ML」の現行機が6~7万円で売られているので、受注生産だしこんなものかとも思うのですが、5万円以下に抑えたならば普通に数が出そうです。
今後の展開としては、ガンダムが30周年であったり、エヴァンゲリオンがリメイクされたりしていますので、連邦軍仕様とかネルフ仕様のミニノートが企画されてそうな気がしますが・・・リラックマのような低年齢層とはターゲットが違うし、単価が高いのでさすがに無いでしょうか。
正直な話、キャラクターもネットブックも水物ですので、今の流れを逃さないよう、冬のボーナス商戦くらいに合わせて面白い商品を出していってもらえればと思いますが。