Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

ソニーもネットブック! だけど普通解像度

2009-07-07 22:08:43 | PC

 日本でのWindows 7の発売日が正式に発表されました。10月22日ですので、時差の関係上、米国本国よりも発売が10時間以上早くなるようです。

Windows 7、日本語版も10月22日発売 ITmedia

 このWindows 7、VistaおよびXPの後継としての、いわゆるメインストリーム向けの期待だけでなく、その「動作の軽さ」からネットブックでの展開にも大きな期待がかかっています。

 格安でXPを搭載するためにライセンス上の制約を受けたため、メインストリームに比べて貧弱なスペックのネットブックは、AsusのEee PCおよびAcerのAspire Oneによって大きく市場を開拓しました。Dellやhpといった巨人は言うに及ばず、日本のPCデベロッパーも続々と参入しましたが、この度、満を持してソニーがネットブックに参入しました。

ソニーのネットブックはVAIO W、10型1366x768ディスプレイで6万円 engadget

  満を持してというべきか遅刻気味というべきか、ソニーがVAIO初のネットブック Wシリーズを発表しました。店頭モデルの基本仕様は10.1型 1366 x 768ディスプレイ、Atom N280 、945GSE Expressチップセット(グラフィックはGMA 950)、1GBメモリ、160GB HDDなど。つまり最近の流れである高解像度ディスプレイを採用したほかはいわゆる普通のネットブックとなっています。約3.5時間駆動のバッテリー込みで重量は約1.19kg。OSはWindows XP。

 実は、ソニーは割と早くから参入を示唆していたのですが、VAIO type Pを投入したこともあり、出すタイミングを見計らっていたように感じます。気になるお値段は6万円・・・高解像度ディスプレイを搭載したことと、ブランドイメージの低下を避けるための価格設定でしょうか?やや高めの印象です。けれど、VAIOならではの高級感はありますので、「今更ネットブック」と思わなければ、結構面白い選択肢じゃないでしょうか。
 ちなみに、最大のライバルになるであろう「type P」との価格差は約2万円ほど。向こうはネットブックよりもコンパクト且つスタイリッシュなノートPCで、こちらは高解像度のネットブック。使い方はかなりかぶりそうですが、この価格差をどう見るかによって、ずいぶん意見が分かれそうです。

 ・・・単純に、キーボードの打ちやすさとかを考えると、今回のVAIO Wの方が使いやすいように思えるのが悩ましいところ。しかし、本気で持ち歩くとなると、type Pの軽さは捨てがたいんですよねえ。
 どちらのモデルにせよ、Windows 7が出てからの方が真のスペックを引き出せるような気がしないでもないですので、とりあえずは10月22日・・・だと冬のボーナスまで待った方が賢いかもしれませんねえ。