Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

東京マラソン、そこまでやるか?

2007-02-18 11:10:33 | Thinkings
 今回は、行政が本気になるとここまで社会を混乱に陥れることが出来るという一例を紹介します。
 しかし、そんなことを言っていられるのは、完全に人ごとだからですけれどね。

 テレビでも華やかに中継されていた東京マラソンですが、その裏側ではとんでもない事が行われていました。前代未聞の大規模な交通規制です。

東京マラソン:18日開催 大規模な交通規制実施 毎日新聞

 スタートは午前9時過ぎ。都庁を出発し日比谷-品川間を往復、さらに浅草まで行った後、銀座まで折り返し、ゴールの東京ビッグサイト(江東区)を目指す。コース上は車両の通行や横断はできず、周辺も規制の影響を受ける。歩行者の横断も原則として禁止で、地下道などを利用してもらう。都心部では、スタート前後から夕方まで自由な通行ができない状態が続き、浅草-品川間は都心が東西に分断される。

 要するに、東京都心の道路網が完全に麻痺すると言うこと。通れるのは原則で緊急車両のみと言う厳格さです。歩行者の横断も出来ないって・・・要するに、荷物の配達もまともに出来ない、移動が制限されるから店舗の売り上げもどうなることか・・・経済活動的には大打撃なんじゃないですか?

 このマラソン大会、イベントとしての大きな価値があるとは思いますけれど、ここまで大きな不便を強いてまで開催する意義があるのかは疑問です。これから毎年行われるかも、みたいな事を中継で言っているんですけれど・・・これが行われることによっての経済損失と経済効果のバランスってどうなっているんでしょ?

 この文章を書いている現在、まだ走っている最中ですので、どれくらい影響が出ているのか結果はまだ分かりません。終了後のマスコミの報告に期待しましょう。