Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

焼いても食えないこっちのスパム

2004-11-16 23:26:37 | PC
 実は、私はスパムを食べたことがない。もちろん缶詰の方だ。

 そして、私の普段メインで使っているメールアドレスには、フリーメールにもかかわらずスパムがほとんど入ってこなかった。
 同じフリーメールでも、MSNのものは、それこそ星の数ほど入ってきたものだったのにだ。
 
 また、サブで使っているOCNのアドレスには露出自体が少ない為か、全く入ってこない。

「たくさん来るか、まったく来ない」スパム受信は二極化の傾向

 ちなみに、現在はメインのメールアドレスにもちょくちょくとスパムもウイルスメールも入ってきている。この記事の結果にほぼ準拠する結果だ。
 記事によると、
 スパムメールの受信者では、0本が最も多く、続いて51本以上となった。
 ひどく結果にばらつきがあり、300人ではやや標本数が少ない気もするが、この結果を基にちょっと穿った見方をしてみたい。
 つまり、本人がスパムを招いたか、果たしてスパムをスパムと思っているか否かだ。

 本人がスパムを招くというのは、例えば掲示板やBLOGなどにメールアドレスを書き込む事が多ければ、当然スパム業者の格好の的になるだろう。また懸賞サイトに応募することが多くなれば、そのサイトのスポンサーからのダイレクトメールは必然的に多くなる。それは間違いなく自分自身で招いたものだ。
 また、自らが招き入れたダイレクトメールをスパムと取るか、有益な情報と取るかでもずいぶんと変わってくる。私のメールアドレスには様々な企業からのダイレクトメールが入ってくるが、半ば自分から招き入れたものが多いので、それらを私はスパムだとは思っていない。しかし、人によってはFlashPlayerをダウンロードした際に登録されるShockwave.comからのメールマガジンを、煩わしいスパムだと感じることもあるだろう。(私も限りなくそれに近い)
 最も、訳の分からない出会い系やAVのCMなど、弁解の余地がないスパムももちろんあるのだが。

 では、ウイルスメールはどうだろうか。
 この毒入りチョコも、スパム同様受け取ったか受け取らなかったかが大きく分かれている。
 ただ、これは契約しているプロバイダや、使用しているメールクライアントなどの環境の違いが大きいと思われるので、人によって様々な結果になるのはやむを得ないのかも知れない。
 なぜなら、受け取ったウイルスメールが0本という言うユーザーが全体の半数を占めるが、中にはウイルスメールが実際には発信されていたのだが、届く前にプロバイダやクライアントによって削除されていたと言う例が十分考えられるからだ。
 何にせよ、ウイルスの対策は十分にやっておくべきだ。自分を踏み台にして感染者を広げないためにも。

 このリサーチは確かに興味深いものだ。しかし、このリサーチからは「傾向」を読み取ることはできても「対策」は全く見えてこない。公開をしていない部分も多々あるのだろうが、「どのようにPCを使用しているユーザーがウイルス、スパムメールを多く拾っているのか」これが分からなくてはどうにも生かしようがない。PCを利用する上で、これらは時にクリティカルな問題に派生する。主催者側には情報の公開、もしくは新たなリサーチと、ユーザーの注意喚起につながる記事を望みたい。