Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

イラクの事件を勘違いしていないか?

2004-11-02 00:02:14 | Weblog
 異例の連続投稿だが、こういう勘違いはどうだろうと思ったので追加。

香田さん追悼、若者ら官邸前で集会 自衛隊撤退求め

「自衛隊がいなければ日本の青年は殺されていなかった」「小泉首相、これでもイラクは非戦闘地域ですか」

 ・・・いやな、おまえら・・・。
 その日本の青年は何で殺されたんですか?
 自衛隊云々よりも、外務省の警告を無視してイラクへ遊びに行ったからではないですか?
 ”これでも非戦闘地域ですか”って、この事件の原因はその日本の青年ではないのですか?
 日本にいたなら、イラクに入らなかったら、香田何とかは殺されていましたか?


 自己責任をないがしろにして理論をすり替え、要求を迫る。おまえらはテロリストですか?

小泉政権に対して日本人人質殺害の責任追及と
12月14日自衛隊撤退宣言を求めるピースボート声明


 今回の集まりを主催したピースボートという団体の声明文です。

日本人一青年の命を見捨てた小泉首相に対しても強い怒り覚えます。とくに、今回の事件において人質の解放、人命の尊重よりも自衛隊駐留を優先した責任は重大です。小泉首相は犯人グループとの交渉を行う以前に、自衛隊撤退否定を公言するという人命への配慮を全く欠いた行動を取りました。

 国際社会の一般常識として、「テロには屈してはならない」という基本原則があることをお忘れですか。日本政府は「よど号」事件でテロに屈し、世界中から非難を浴びた過去があります。
 たった一人の青年の命と、テロに屈しないこと。どっちが大切か。あなた方が思っているほど人命というものは重くないのです。当然でしょう。一度前例を作ってしまえば、そこにつけ込まれるのは火を見るより明らかです。もう少し考える頭を持ちましょうね。

私たちは昨年来続くイラクでの武装グループによる人質事件や外交官殺害、ジャーナリスト殺害事件の主原因が、自衛隊のイラク駐留であり、大儀なきイラク戦争を行う米国への盲従にあると改めて訴えます。
 ジャーナリストにしろ、人質になったボランティアにしろ、自己責任で行っているのです。
 その中でも最悪の”遊び”に行った阿呆が勝手に死んだことを無理矢理持ち上げて、さんざん現地で活動している民間人の心配をして・・・一番危険にさらされている彼らに関しては何も述べてありませんでした。
貴様らは、「自衛官の命が大切ではないのか?」という一言が何で出てこないんだ!