<低空気圧のサイドホースは如何に?>
昨日、鈴鹿峠方面に行き、撮影の為にバンクスを降りますと涼しさを感じてしまいました。
僅かに標高が上がっただけですが、山の空気は清涼なものでした。
掲題で鈴鹿峠を攻めるとは言いましたが、そこはキャンカーですから自ずと限界が有ります。
デュラビス R670の空気圧 470kPaでのタイヤの腰を感じて見たかったのです。
車はコーナーで横方向の荷重を受けますと、タイヤのサイドウォールがその荷重を受け止めます。
そうしますと、タイヤのサイドウォールは変形するのですが、この変形が大きい過ぎますと、いわゆる腰砕けの状況と成ります。
この時、オーバーステア(ハンドルの切り量以上に廻り込む状態)傾向となり、最悪時はスピン状態に成る場合も有ります。
空気圧が低いと腰砕け状態は低速時にも発生し、最悪時はタイヤビード部がリムから外れる場合もあります。
タイヤの空気圧は、この様な影響を及ぼしますから重要なのです。
鈴鹿峠は上り下り共に一方通行ですから、ある意味走り安いのです。
しかし、東海道の昔から難所の一つで、急カーブが連続するのです。
滋賀方面は登坂に成りますから、タイヤのワイド化も手伝い限界には程遠い安定した走りでした。
戦国時代の昔、豊臣秀吉が軍勢を連れ越えた、安楽峠付近でUターンします。
山村の田んぼには、もうアキアカネが飛んでいます。
この辺りは台風を避ける為、8月末には稲刈りが始まるのです。
今度は鈴鹿峠を下ります。
下りはドライブレコーダーの動画でも入れる積もりでしたが、安物のドライブレコーダーは暑さのせいかご昇天されたようで動画無しと成りました。
下りもワイドタイヤのグリップ力が向上した所為か、しっかりとしたグリップ走行が楽しめます。
しかし、ワイドタイヤがグリップを失いますと、急激なスリップを発生させる場合も有りますので要注意です。
そうこうしている内に、下り坂は終わってしまいました。
何となく、物足りませんので大きな駐車場に移動し、定常円走行で腰砕けを確認する事にしました。
直径18mの円を描き速度が何Kmまで上がるか、腰砕けが発生するか試して見ました。
結果、30Km/hまでは確認できましたが、気持ちが悪くなりここまでとしました。
特に腰砕けも無く、人間の限界の方が先に来てしまいました。
タイヤの状況です。
フロントタイヤは、赤線部トレッドの廻り込み部分まで、路面接地の跡があります。
リアタイヤの状況もフロントと同様にトレッド廻り込み部分まで接地しています。
この状態で腰砕け感は無しですから、案外サイドフォースタフネスは強いようです。
停止時のトレッド接地状況です。
外観から見て、デュラビスはトレッドからサイドウォール立ち上がりに向けての、タイヤ内部構造が硬いように見受けられます。
この辺りの構造で、低空気圧でありながら、大きい最大負荷能力を出しているのでしょう。
高速走行時には、硬めのトレッドの効果かタイヤの真円性からか上下動の無いスムーズな走りを感じさせてくれます。アルミホイール化で1輪当たり、1Kgのバネ下荷重の軽量化も良い影響を与えているようです。
暫くは、タイヤ空気圧 470kPaで様子を見ます。
あっ! それと勿論Keny式タイヤ管理術も適用ですね。
keny式管理術に興味のある方は、シャーシカテゴリを参照下さいね。
それにしても喉風邪が長引き、キャラバンは望み薄なような。。。
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