<未だコルドバンクス凌駕せず>
春霞が掛かるものの、初夏を思わせる好天が続きます。
今日は名古屋キャンカーフェアーで、キャブコンを見た結果をお知らせします。
やはり、国産キャンパーと言えばキャブコンに落ち着くのは皆さん異論は無い所でしょう。
トヨタ製 カムロード キャンパー専用シャーシを使ったモデルですが、やはりキャンカーのシャーシとして特別に設計、製作されたシャーシは乗り心地、操案性、静粛性に於いて他のトラックシャーシとは比較に成らないものが有ります。
そんなキャブコン事情ですが、目に付きましたニューモデルが有りました。
その名は、A to Z製 「Anthony」。
珍しくリアダブルタイヤ仕様のカムロード 1.5トン積みシャーシを使用しています。
リアダブルタイヤに拘りの有る方には、朗報かも知れませんね。
ダブルタイヤ仕様は2駆のガソリン、ディーゼルエンジンに用意されています。
リアダブルタイヤですから、シングルタイヤのリアワイドトレッド化は見送られていますが、ダブルタイヤ化で相殺と言う所でしょうか。
このダブルタイヤ化で最大の利点は、積載重量が250Kg増加する事でしょうね。
何がなんでも大量の荷物を積みたい方に取りましては、余裕が生まれるでしょう。
リアタイヤサイズは、165R13ですから、シングルタイヤ仕様の15インチに比較し低重心化と成りますから、安定性には寄与するものと思われます。
お値段もV社 コルドシリーズに比較し若干、低目に設定されています。
ボデーサイドの各ウインドウは、アクリル2重ウインドウが奢られています。
やはり、結露、断熱の点でアクリル2重ウインドウに勝るものは無いのかと思います。
リアービューは立派な専用テールランプ装着です。
この位のサイズですと、視認性も良く安全に寄与する事でしょうね。
リアーバゲッジの荷物出し入れリッドは、ボデー右側のみと成ります。
内装仕様は3種類設定予定のようですが、キャンカーフェアーにはリア常設2段ベット仕様の朱夏(しゅか)が展示されていました。
ダイネットは対面対座の4名が座れ、テーブルもやや広目がセットされています。
ダイネットのテーブルサイズは、最低でもこれ位は欲しい所です。
ダイネットのシートは、FASP社製で、背もたれの角度調整、2列目シートは前方向着座が可能と成ります。
やはり、背もたれシート角度が調整可能ですと、ダイネットに乗車する方の乗り心地は大いに改善される事でしょう。
ダイネットシートが直角背もたれでは、長距離には辛いものがありますからね。
ダイネットでチョット気に成りますのが、サイドウインドウが小さく上部に取付られている事です。
賛否両論有るとは思いますが、やはりキャンカーはアウトドアーで開放感が重要なのかと。
取付位置が高いサイドウインドウは、外から覗かれ難いメリットもあるのですが・・・・。
常設リア2段ベットは天井高が高く取られている設定ですが、1段目ベットの下のバゲッジルームは必然的に小さく成るのは致し方無い所でしょうか?
お値段は若干、お安くとは言いましても、「Anthony LE 朱夏」の見積もり表です。
オプション詳細が明らかに成っていませんが、ダイネットにエアコンは必要と成るでしょうね。
どうしたものでしょうか?!
カムロード ダブルタイヤ仕様、1.5トン積みシャーシをどのように判断するかが購入の決め手かも知れませんね。
今年のキャンカーフェアーでしたが、未だにコルドバンクスを凌駕するモデルは出現しておりません。
まだまだ乗り続ける事が出来そうです。
来年を楽しみに待ちましょうかネッ!
当ブログは正調キャンカーブログを自負していますから、少々辛口の傾向も有りますが、何処か光るモデルを取り上げています。
取り上げたモデルは、他車に比較し何か良い素質を持ち合わせているからこその記事なのです。
今後の更なる熟成を行う事で、自他共に認められる可能性を秘めていると考え細かなお話もして見ました。
これで更にお値段もこなれますと、ホント男の隠れ家に最適と成るでしょうね。
またのご訪問をお待ちしています。
ブログランキングから訪問させて頂きました。
そのうちに発売されると思っていました。
>未だコルドバンクス凌駕せず
端から端まで読ませていただきました。
細かなところまで説明されているので
楽しく読ませて頂きました。
男の隠れ家としても非常に良いですね。