<旧車の弱点は分かっているのです>
流石の五月晴れも今朝は、曇り先程まで雨模様で明けたようです。
キャンピングカーのブログで、オートバイのお話は人気が無い事は分かっているのですが、これもKenyの一面と思い、目をつむり御覧下さいね。
息子のヤマハ MT-09(850cc 大型二輪)の車検が終わり、少々乗せて貰っていますと、息子もこれ以上、実家にMT-09を置いておくと、オヤジがいくらでも乗りかねないと思ったか、早速、引き取りに来ました。
一度、110馬力の加速を体験しますと、その後乗りましたコルドバンクス 130馬力の何ともカッタルイ事!
加速しているのか、止まっているのか分からないと言いますと、言い過ぎでしょうか?!
早春の鈴鹿サーキット 脳トレでのレーシングコース走行で、火が付き燻っていました、アノ体感が完全に目覚めたようです。
MT-09で更に火が燃え上がり、ここは自分のオートバイを引張出すしか無いとの決断です。
まぁ~少々、大げさかも知れませんが、オートバイは身体、脳に気合いが入るのです。
こんな楽しく、身体、脳に良さ気な乗り物は無いのかと。
詳しくは、おいおいお話しますからね。
我が愛車 ホンダ XR 250R オーストリア仕様 逆輸入車です。
この逆輸入車は、現在では死語なのかも知れませんが、当時は憧れのマトでしたからね。
初年度登録から、31年経過した年代物なのです。
(#^.^#)
走行積算計 16,000Km これは実走行ですよ。
前回、エンジン始動したのは、かれこれ1~2年前か?!
【質問】
長期間放置された2輪車の何処が、傷むとお思いでしょうか?
【答え】
実はエアークリーナーエレメントなのです。
赤丸がエアークリーナーエレメントですが、このスポンジ部分が劣化しボロボロに成るのです。
劣化したスポンジがボロボロに成るだけですと、まだ良いのですが、ボロボロのスポンジがエンジン内に吸い込まれ、エンジンの熱で溶融しピストンリングに付着し、圧縮不足からエンジン始動不可に至るのです。
まぁ~何故、そんな事を知っているかと言いますと、一度、エアークリーナーエレメント劣化を経験しているのです。
その時は、エンジン分解しピストン、ピストンリングを清掃しました。
(@_@;)
やはり、思った通り指先で触った程度で、ボロっと破損します。
インテークチューブ側に入れないよう、注意しエアークリーナーエレメントを取り除きます。
車体側から外しますと、こんなエアークリーナーエレメントなのです。
もう~何処を触っても、ボロっと崩れます。
内部に金属製のフレームが有り、細かな金網も装着されています。
次にエアークリーナーボックス内に付着しています、スポンジの残骸を取り除きます。
ここで、エアークリーナーエレメントを装着するか、考えたのですが、エレメントの寿命は余りに短いようですから、ここは目の細かい金網に期待し、今回はエレメント無しとしました。
これで、エアークリーナーエレメント劣化からのエンジン始動不可からは完全開放された事でしょう。
うん? 空気中のホコリ吸い込みによるエンジン劣化ですか?
確かにありますね。
その内、良いエレメントを探し装着するかも知れませんね。
本日の作業は此処までとしました。
30年前から2輪車のエアークリーナーエレメントは、スポンジ製が主流ですが、エレメント劣化からのエンジン始動不可が古く成りますと多発した事でしょう。
そんな状況を2輪車メーカーは知ってか、知らずか分かりませんが、放置している事から2輪車離れの遠因に成ったのかも知れませんね。
今回はエアークリーナーエレメントだけのお話と成りましたが、実はエンジン始動、試乗は終了しているのです。
色々、苦心ハラハラのお話が有るのですが、次回に譲りますね。
古い良き物を大切に長く使う、そんな文化、勿体無い精神は日本人の良き伝統だと思うのですが。。。。
この件に付きましては、怒り心頭と言いますか、一家言有りますので、また日を改めお話したいものです。
本日はここまで。
4輪には濾紙式のエレメントですから、うなずける所です。
XL250Sも良いオートバイですが、同時期にXRをホンダは輸出専用に販売していました。
言うならば、国内と海外に別モデルを投入していたのです。
当然ながら、海外モデルは素晴らしい出来でしたから、逆輸入しても乗りたい人達が出て来ました。
国内ユーザーは、5~6年落ちの海外モデルを買わされ、海外には最新モデルが投入されると言う信じがたい時代でした。
そんな事もオートバイ離なれの一因なのでしょう。
ユーザーを侮りますと、メーカーも怖い目に合うのは当然の成り行きですよね。
勉強になります。
そう言えば友人が35年程前に赤いXL250Sに乗ってたのを思い出しました。