<ユーザー車検整備>
いゃ~~今朝も朝からアルミホイール探しです。
そんな中で、貴重な情報なども頂きネットの世界は広いなとか、日本人も捨てたものでは無いとか、感激しながら驚いています。
先日、息子から軽四の車検を取ってくれとの依頼がありました。通常であれば、自分自身でユーザー車検をするのですが、今回はタイミング良く?(悪くか?) 海外出張するとの事で出来ないから頼むとの事です。
海外出張で出来ないなら仕方無いなと、可愛い息子嫁さんの為にも頑張る事にしました。
ところが、車検証等を見てビックリぽん!
所有者名は嫁さんの旧姓
住所は実家の住所
今回更新した自賠責保険証は、新築した家の住所とマチマチなのです。
これでは、ユーザー車検ではイチャモン? いえいえ指摘を受けてしまいます。今回は総べて変更する事にしました。女性は結婚で名字などが変わる為、こんな所で不自由しますね。
書類を揃える間に整備だけは済ませておこうと張り切ります。
まずは、入念に洗車からです。
まぁ~息子の可愛い嫁さんの車ですから、しっかり洗車させて貰いました。
次にエンジンルームを開き、積もったホコリ等を拭き取ります。
ホコリは検査項目では無いのですが、綺麗なエンジンルームは気持ちが良いですからね。
写真は拭き取り後です。
この時、エンジンからのオイル漏れを確認します。エンジンオイルフィラーキャップ付近にオイルが漏れた跡が認められます。オイルが乾燥している所から、オイル交換の際に溢したものと考えられます。
バッテリーのターミナルを見ますと、グリスの塗布が無く錆が予測される為、グリスを塗布しておきました。
その他
ブレーキフリュード液面
各ブレーキパイプよりの漏れ、滲みの目視点検を行います。
ウオッシャー液の残量確認は大切です。ウオッシャー、ワイパー(前部のみ)の作動は検査項目ですから見逃せませんね。
その後は前後ブレーキ、足回りの分解、点検、清掃を行います。
ホイール取り外しにこんなエアーツールが有りますと、作業が捗りますね。
ジャッキはバンクスでも楽に持ち上げる、3.25t ガレージジャッキですから軽四だとホント楽々持ち上げてくれます。タイヤ・ホイールも小さく片手で持ち上げられ、楽なものですね。
ジャッキアップバーにはスポンジ付きですので、車両の外傷防止にも成ります。
フロントサスペンション、ブレーキ関係の点検です。
使用の本拠が東海ですから、塩害も無く綺麗なものです。
オイル漏れ、滲み、各ブーツ類の破損、ボルトナットの緩み有無等を目視確認、トルク確認します。
走行距離が約9万Kmですので、ディスクに段付き摩耗が発生しています。この段付きが有りますと、ブレーキの引きずり、鳴きを誘発する場合がありますので、ヤスリで磨きます。(オイルストーンを使う場合もあり)
ディスクの角を落としますと、こんな感じで殆ど変化無いようにも見えますが、これが案外効果が有るのです。ディスクのパッド当たり面から指先で触りますと、段付きが取れている事が感じられます。
その後、足回りにシャーシブラックを塗布します。塗料は安物のラッカースプレーですが、これで充分防錆効果はあります。
次にリア廻りです。
リアはドラムブレーキですね。
ドラムのハブ面にグリスでも塗布してあったのか、手でスンナリ外れます。
ここで、ブレーキダストをライニング側、ドラム側共に清掃します。
上部の白い円筒状の物がホィールシリンダーですね。ブレーキフリュード漏れを目視点検します。その後、シリンダー内部の防錆の意味でスプレーグリスを少々、注入しておきます。
当然ながら、フロントキャリパーのスライドピン部にもグリス注入は行いました。
今回は冬季でもありスタッドレスタイヤを履いておりましたから、トレッドのナイフカット部に大量の石噛みがあり取り除くのに時間を要しました。
そんな丁寧な作業していますと、小さな針金が刺さっているの発見!
うまい具合にリブ上ですし、短かった為、パンクには至らないでしょうけど、こんな物を発見出来るのもユーザー車検ならではでしょうね。納得が行く整備が出来ます。(#^.^#)
その後、ピットで下廻りを点検し、シャーシブラック塗布、灯火類の点灯点検を行い完了です。
車検整備もオイル漏れ等が無い、信頼出来るメーカーの車だと楽ですね。
ユーザー車検のメリットはこんな所にも有り、オイル漏れするような車は二度と買わないとか。。。。
車検は後、点検整備記録簿を作成し、検査予約をし持ち込み車検です。
さ~~~て、お手並み拝見でしょうか?
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